第191回 帰宅中に聴きたい曲 2023年11月25日

Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」

Saori「Saoriです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。」

Nakajin「本日もFukaseくんはお休みです。3人でお送りします。『SEKAI NO OWARI “The House”』。今回は久々に選曲企画です。まずはLOVEさんメッセージを紹介してください。」

群馬県
りんちゃ

セカオワのみなさん、こんばんは!
私は生活の中で、特に車での通学中と帰宅中に音楽を聴きます。
通学路は朝なので、明るめの曲カッコ最近は『サラバ』でテンションを上げていますが、帰宅中に聴く曲をずっと迷っています。
そこで帰宅中に聴きたい曲を選曲して欲しいです。

Nakajin「なるほど。なるほどね。」

DJ LOVE「なるほどね、帰宅中ね。」

Nakajin「うん。『サラバ』を聴いてくれてると。」

Saori「なんか『サラバ』私、どっちかっていうと帰宅かな、って思ってたけど。でも音楽的には何か。」

Nakajin「そうだね。音楽的には結構元気、明るい。」

Saori「アガる感じかも。」

Nakajin「そうっすね。ということで、今日は帰宅中に聴きたい曲をそれぞれ選曲していきましょうかね。じゃあ、誰からいきますかコネクターが近い人。」

Saori「コネクトはどこ?これか!」

Nakajin「Saoriちゃんが近いからいっちゃいますか。」

Saori「いきます。私、Saoriが選ぶ帰宅中に聴きたい曲は、小沢健二さんで『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』。」

1曲目

Saori「いい曲。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「いいですねぇ。」

Nakajin「この曲、俺なんか。小沢さんはさ、結構個人的にも交流があるじゃない、我々。」

Saori「そうね。」

Nakajin「なんかデモ版俺を送ってもらって。なんか急に。」

Saori「この曲ね!」

Nakajin「あ、Saoriちゃんも来た?確かこのラップ部分が確か吉沢亮さん二階堂ふみさんなんだけど。」

Saori「うん。」

Nakajin「まだそれが入っていないときのやつだった気がする。」

Saori「うん。」

Nakajin「送られてきた?」

Saori「私も聴きました。」

Nakajin「送ってくれるんですよ、デモバージョンを。」

Saori「何かその時期、連絡取ってて。『帰り道にこの歌詞ができてだから聴いてください。』みたいな感じで送ってくれて。」

Nakajin「はいはいはい。」

Saori「なんてオシャレな人なんや、って。」

Nakajin「オシャレだよね(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「ね。」

Nakajin「めちゃくちゃいいね。これは確か帰宅、最高だね。」

Saori「帰宅でしょ〜?」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「最高ですわ。」

Saori「そう。この曲ね、度々聴いてるんだけど。こないだ小沢さんが東大で講義をしたの。」

Nakajin「うん。」

Saori「で、そのときにこの曲をやってくれた。『やっぱりめっちゃいい曲。』と思て。改めて思ってたんだけど。その東大の講義っていうのもすごく面白くて。」

Nakajin「うん。」

Saori「東大のの中で小沢さんの講義をします、って言って。」

Nakajin「小沢さんね、卒業生というか。東大卒だからね。」

Saori「そうそうそう。で、行かしてもらったら机に本が置いてあるの。今持っているんだけど、この本が置いてあって。その本をめくりながら、講義をして。講義をする途中で小沢さんが『じゃあ、ここで1曲歌いますか。』っていう感じで、何曲か歌うみたいな。」

Nakajin「うん。」

Saori「なかなかこんなことできるミュージシャンいないだろうな、っていう。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「東大の教室、ってことでしょ。」

Saori「なんかね、この講義の内容もすごい面白くて。」

Nakajin「テキストを今持ってきて。」

Saori「そう。3時間近くやってたのかな。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「で、1番最初にこの情報の話をしてて。『じゃあ1ページ目を開いてください。』って言って。この1ページ目のところに野球をしてる少年の絵が描いてあって。」

Nakajin「うん。」

Saori「夜空、歓声、音、打つ音、走る音、飲んだり食べたり帰り道も楽しい、って書いてあるだけの1ページ。A4のね。」

Nakajin「文字がね。」

Saori「そうそう。文字が書いてあって。で、『これが本来の野球の姿ですよね。野球っていうと、こういうことを想像されると思うんですけど。皆さんが見てる野球ってこういうことだと思うんです。じゃあ、次のちょっと透けてる1ページをめくってください。』って言ってめくるわけ。」

Nakajin「うん。」

Saori「さっきの音とか歓声とか野球して少年の上にあの透けてる文字で、チーム公式SNS、選手からのビデオメッセージ、大胆な解説、選手のポッドキャスト、Dデータによる分析、過去の試合が全部見られます、試合後のインタビュー、QRコード、とかあって、情報が。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「重なっている感じね、透明なシートが重なって。」

Saori「そう、書いてあって。『野球っていうのを見るだけでも、これだけの情報と共に私たちは見てるよね。』みたいな。『単純にこの夜空に歓声が上がって、何か打つカキーンって音だけじゃなく、とんでもない情報と共に常に私たちは見てるよね。情報がありすぎるよね。』みたいな話から始まって。」

Nakajin「うん。」

Saori「こういう本を小澤さんが自分で作られて。」

Nakajin」すごいよね。本当にこれ自分で。小沢さんの何て言うの。そういうビジュアルというかグッズとかもだけど。ほとんど自分でデザインされて、ジャケットとかも作られているけど。」

DJ LOVE「ね。」

Nakajin「本当にこの本もすごい。本当にテキストだよね。何ページあるんですか?これ。」

Saori「これ相当あるよ。」

Nakajin「すごいよね。」

Saori「今のは2ページだけど。」

Nakajin「しかも全部カラーで全部デザインされてて。」

Saori「125ページ。」

DJ LOVE「おぉ〜。」

Nakajin「100!?すごいね。ギミックとかもすごい入っててさ。」

Saori「そうそう。この本も、じゃあ最初は1ページ、ってになるんだけど、じゃあ次、16ページ。じゃ次、35ページ。行ったり戻ったりして。『話さないページもあります。』とか言って。何なんだろう、みたいな(笑)」

DJ LOVE「うん。」

Saori「って感じで、ずっといつ終わるのかも分かんないし、何の話をするのかも分かんないっていう状況で、急に歌が始まったりして。その中で聴いたこの曲はやっぱすごいいい曲だな、って思ったんだよね。」

Nakajin「すごいな。」

Saori「これはね、本当楽しかったですよ。」

Nakajin「ライブでもある、ってことだよね?」

DJ LOVE「うん。」

Saori「ライブでもある。」

Nakajin「えぇ〜、いいなぁ(笑)行きたかった(笑)ちょっと誘われたんですけど、ちょっと僕は行けなくて。」

Saori「その日はね。めちゃめちゃ面白い。また行きたいな、って思う。」

Nakajin「いやぁ、さすがですね。本当に。」

Saori「さすがです。期待を裏切らない公演でした。」

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