Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」
Saori「Saoriです。」
DJ LOVE「DJ LOVEです。」
Nakajin「本日もFukaseくんはお休みです。3人でお送りします。『SEKAI NO OWARI “The House”』。今回は久々に選曲企画です。まずはLOVEさんメッセージを紹介してください。」
群馬県 りんちゃ セカオワのみなさん、こんばんは! 私は生活の中で、特に車での通学中と帰宅中に音楽を聴きます。 通学路は朝なので、明るめの曲カッコ最近は『サラバ』でテンションを上げていますが、帰宅中に聴く曲をずっと迷っています。 そこで帰宅中に聴きたい曲を選曲して欲しいです。
Nakajin「なるほど。なるほどね。」
DJ LOVE「なるほどね、帰宅中ね。」
Nakajin「うん。『サラバ』を聴いてくれてると。」
Saori「なんか『サラバ』私、どっちかっていうと帰宅かな、って思ってたけど。でも音楽的には何か。」
Nakajin「そうだね。音楽的には結構元気、明るい。」
Saori「アガる感じかも。」
Nakajin「そうっすね。ということで、今日は帰宅中に聴きたい曲をそれぞれ選曲していきましょうかね。じゃあ、誰からいきますかコネクターが近い人。」
Saori「コネクトはどこ?これか!」
Nakajin「Saoriちゃんが近いからいっちゃいますか。」
Saori「いきます。私、Saoriが選ぶ帰宅中に聴きたい曲は、小沢健二さんで『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』。」
1曲目
Saori「いい曲。」
Nakajin「うん。」
DJ LOVE「いいですねぇ。」
Nakajin「この曲、俺なんか。小沢さんはさ、結構個人的にも交流があるじゃない、我々。」
Saori「そうね。」
Nakajin「なんかデモ版俺を送ってもらって。なんか急に。」
Saori「この曲ね!」
Nakajin「あ、Saoriちゃんも来た?確かこのラップ部分が確か吉沢亮さんと二階堂ふみさんなんだけど。」
Saori「うん。」
Nakajin「まだそれが入っていないときのやつだった気がする。」
Saori「うん。」
Nakajin「送られてきた?」
Saori「私も聴きました。」
Nakajin「送ってくれるんですよ、デモバージョンを。」
Saori「何かその時期、連絡取ってて。『帰り道にこの歌詞ができてだから聴いてください。』みたいな感じで送ってくれて。」
Nakajin「はいはいはい。」
Saori「なんてオシャレな人なんや、って。」
Nakajin「オシャレだよね(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「ね。」
Nakajin「めちゃくちゃいいね。これは確か帰宅、最高だね。」
Saori「帰宅でしょ〜?」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「最高ですわ。」
Saori「そう。この曲ね、度々聴いてるんだけど。こないだ小沢さんが東大で講義をしたの。」
Nakajin「うん。」
Saori「で、そのときにこの曲をやってくれた。『やっぱりめっちゃいい曲。』と思て。改めて思ってたんだけど。その東大の講義っていうのもすごく面白くて。」
Nakajin「うん。」
Saori「東大のの中で小沢さんの講義をします、って言って。」
Nakajin「小沢さんね、卒業生というか。東大卒だからね。」
Saori「そうそうそう。で、行かしてもらったら机に本が置いてあるの。今持っているんだけど、この本が置いてあって。その本をめくりながら、講義をして。講義をする途中で小沢さんが『じゃあ、ここで1曲歌いますか。』っていう感じで、何曲か歌うみたいな。」
Nakajin「うん。」
Saori「なかなかこんなことできるミュージシャンいないだろうな、っていう。」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「東大の教室、ってことでしょ。」
Saori「なんかね、この講義の内容もすごい面白くて。」
Nakajin「テキストを今持ってきて。」
Saori「そう。3時間近くやってたのかな。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「で、1番最初にこの情報の話をしてて。『じゃあ1ページ目を開いてください。』って言って。この1ページ目のところに野球をしてる少年の絵が描いてあって。」
Nakajin「うん。」
Saori「夜空、歓声、音、打つ音、走る音、飲んだり食べたり帰り道も楽しい、って書いてあるだけの1ページ。A4のね。」
Nakajin「文字がね。」
Saori「そうそう。文字が書いてあって。で、『これが本来の野球の姿ですよね。野球っていうと、こういうことを想像されると思うんですけど。皆さんが見てる野球ってこういうことだと思うんです。じゃあ、次のちょっと透けてる1ページをめくってください。』って言ってめくるわけ。」
Nakajin「うん。」
Saori「さっきの音とか歓声とか野球して少年の上にあの透けてる文字で、チーム公式SNS、選手からのビデオメッセージ、大胆な解説、選手のポッドキャスト、Dデータによる分析、過去の試合が全部見られます、試合後のインタビュー、QRコード、とかあって、情報が。」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「重なっている感じね、透明なシートが重なって。」
Saori「そう、書いてあって。『野球っていうのを見るだけでも、これだけの情報と共に私たちは見てるよね。』みたいな。『単純にこの夜空に歓声が上がって、何か打つカキーンって音だけじゃなく、とんでもない情報と共に常に私たちは見てるよね。情報がありすぎるよね。』みたいな話から始まって。」
Nakajin「うん。」
Saori「こういう本を小澤さんが自分で作られて。」
Nakajin」すごいよね。本当にこれ自分で。小沢さんの何て言うの。そういうビジュアルというかグッズとかもだけど。ほとんど自分でデザインされて、ジャケットとかも作られているけど。」
DJ LOVE「ね。」
Nakajin「本当にこの本もすごい。本当にテキストだよね。何ページあるんですか?これ。」
Saori「これ相当あるよ。」
Nakajin「すごいよね。」
Saori「今のは2ページだけど。」
Nakajin「しかも全部カラーで全部デザインされてて。」
Saori「125ページ。」
DJ LOVE「おぉ〜。」
Nakajin「100!?すごいね。ギミックとかもすごい入っててさ。」
Saori「そうそう。この本も、じゃあ最初は1ページ、ってになるんだけど、じゃあ次、16ページ。じゃ次、35ページ。行ったり戻ったりして。『話さないページもあります。』とか言って。何なんだろう、みたいな(笑)」
DJ LOVE「うん。」
Saori「って感じで、ずっといつ終わるのかも分かんないし、何の話をするのかも分かんないっていう状況で、急に歌が始まったりして。その中で聴いたこの曲はやっぱすごいいい曲だな、って思ったんだよね。」
Nakajin「すごいな。」
Saori「これはね、本当楽しかったですよ。」
Nakajin「ライブでもある、ってことだよね?」
DJ LOVE「うん。」
Saori「ライブでもある。」
Nakajin「えぇ〜、いいなぁ(笑)行きたかった(笑)ちょっと誘われたんですけど、ちょっと僕は行けなくて。」
Saori「その日はね。めちゃめちゃ面白い。また行きたいな、って思う。」
Nakajin「いやぁ、さすがですね。本当に。」
Saori「さすがです。期待を裏切らない公演でした。」