Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」
Fukase「Fukaseです。」
Saori「Saoriです。」
DJ LOVE「DJ LOVEです。」
Nakajin「SEKAI NO OWARI “The House”、先月21日にSEKAI NO OWARIのニューアルバム『scent of memory』が発売になりました。ということで先週から2週に渡りリスナーの皆さんから届いたメッセージと一緒に全曲解説をしています。今日はですね、後半戦をお届けしたいと思います。」
Saori「はい。6曲目の『周波数』。」
1曲目
東京都 21歳 女性 どんぱん 私はアルバムの中で『周波数』が好きでした。この曲を聞くと今は会えなかった友達とのことを思い出します。大切なものを思い出させてくれる素敵なアルバム、ありがとうございます。
Saori「『周波数』はね、1回目の緊急事態宣言のときに録っていて。」
Nakajin「はい。」
Saori「もうその時はなんにもできなくなちゃったから。スタジオにも行けないし。でも納期があったんですよ、この。」
Nakajin「納期ってのはね、全部あるんですよ。」
Saori「ね。それでどうしよう、ってことになって自宅で奏者さん。この鳴ってるいろんな音の、ストリングスだの、コーラスだの…、いろんな楽器の奏者さんに楽譜をお送りて、お家で録ってもらってそれを送ってもらってなんとか作るっていう初の試みで。」
Nakajin「うん。」
Saori「だから1回もスタジオに入ってなくてね。」
Nakajin「思い出深いっすけどね。」
Saori「うん。」
Nakajin「そういった意味では。」
Saori「そう、ピアノと歌はメンバーだけでね。お家で録ったね。」
Nakajin「家のスタジオでなんか、あれこれ。実験室みたいに録ってたって印象がすごいある。」
Saori「うん。ね。なんかあのときの1回目の緊急事態宣言のわぁ〜、って感じをすごい思い出すよね。」
Nakajin「思い出すよね。なんか音にもこもってる感じがするし。」
Saori「うん。」
Nakajin「本当に文字通り。」
Saori「ね、歌詞ともちょっとリンクしてるところが。」
Nakajin「そうそうそうそう。奏者さんとね、リモートでやったりとか。」
Saori「気に入ってるんですよ、この曲。」
Nakajin「うん。アルバムに入っちゃいましたね。」
Saori「はい。嬉しいです。」
Nakajin「はい。」
DJ LOVE「続いて、『正夢』。」
2曲目
千葉県 18歳 女性 村長 私は最近、とても怖い夢を見ました。夜中に起きてしまってしばらく怖くて寝れなくなってしまって気づいたら寝て朝になってました。次の日、セカオワのアルバムが発売されて『正夢』を歌詞を見ながら聞いていたら自分の状況とぴったりすぎて驚き、包み込まれるような気持ちになりました。
Nakajin「『正夢』ね。」
Fukase「なんかさ、これなんか徐々に徐々に俺に歌詞が入ってくるんだけどさ。」
Nakajin「うん。」
Fukase「迷信めいたことってさ、あるよね。」
Nakajin「うん。」
Fukase「Saoriちゃんとしてたじゃん。オリンピックでさ、スケボーで1位になった…。」
Saori「あぁ〜、堀米選手ね。」
Fukase「(堀米選手)のお父さんが自分が(試合を)見ると良くないから。」
Nakajin「あぁ。」
Saori「いつも負けちゃうから。」
DJ LOVE「ジンクスと言うか。」
Saori「ね、これもね。」
Nakajin「『正夢』もね。」
Saori「正夢にならない。」
Nakajin「人に話すと正夢にならない、って。」
Saori「うん。」
Nakajin「僕もなんかね、先にタイトルを決めたじゃないですか。」
Saori「うん。」
Fukase「うん。」
Nakajin「なんか曲も全くアイデアがないままとりあえずタイトルから決めて。」
Saori「うん。」
Nakajin「キャンドルの匂いを決めてっていうのがあったんで。なんか正夢ってものをすごい調べてたときに迷信が出てきて。」
Fukase「うん。」
Nakajin「あ、それがすごい面白いなぁって思ってそこから広げていったんですよ。」
Saori「うん。」
Fukase「俺はこの曲で人に話すと正夢にならない、って初めて知った。そうなの?そうなんだ。」
Nakajin「うん。」
Saori「うん。私も知らなかった。」
Nakajin「まぁ、あれなんだけどね。話すっていうことが自分から手放す、みたいな。」
Saori「あ、出た(笑)」
DJ LOVE「うん。」
Saori「あれだよね。」
Fukase「あれだ。」
Nakajin「鯛、めでたいみたいなことだよね。」
Saori「めでたいみたいなね(笑)」
Nakajin「めでたいから鯛食べるみたいなことと一緒と思うんだけど。」
Fukase「うん。」
Nakajin「そういう迷信らしいんですけどね。」
Fukase「あれが分かんなかった。夜に口笛を吹くと蛇が出る。」
DJ LOVE「あぁ〜!」
Saori「あぁ。」
Fukase「夜に爪を切ると…、」
DJ LOVE「親の死に目に会えない。」
Saori「(笑)」
Fukase「俺のときは泥棒が入るだったよ。」
DJ LOVE「泥棒はなんか…。」
Fukase「わかんない。」
Saori「なんで夜、爪切っちゃいけないんだろうね。」
Fukase「切らしてくれよな。」
DJ LOVE「ね。」
Nakajin「ね。」
DJ LOVE「気になったときに切るもんじゃん。」
Fukase「口笛はなんか言ってもさ。夜に口笛…。」
Nakajin「近所迷惑みたいなことある(笑)」
Fukase「まぁまぁ、そういうのあるかも知れないけどさ。爪切っても良くない?夜。」
Nakajin「まぁね。」
Saori「うん。朝忙しいしね。」
Nakajin「誰にも迷惑かけなくない?」
Fukase「後なんだっけ、新しい靴は夜履いちゃいけないんだよね?」
Nakajin「え!??」
Fukase「じゃなかったっけ?」
Nakajin「なにそれ…。」
Saori「知らない…。」
Fukase「新しい靴履くときの決まりで。」
DJ LOVE「夜におろさないほうがいいみたいな。」
Fukase「なんかありますよね。ないっけ?」
Nakajin「えぇ〜。なんか頷いてる方が。」
スタッフ「(ゴニョゴニョ)」
Fukase「あ、午前中に履け。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「新しい靴?」
Nakajin「へぇ〜!」
Fukase「午前中に履くんだよ。新しい靴は。」
Saori「なんで?」
Fukase「だからわかんないんだよ(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「なんかあるんでしょうね(笑)」
Fukase「それで言ったら迷信じゃないけど、土用の丑の日に “う” のつくものを食べる、も調べたけどなんかよくわからなかった。」
DJ LOVE「平賀源内がね。」
Nakajin「まぁ、平賀源内が作ったっていうね。」
Fukase「あぁ〜。」
Nakajin「噂があるけどね。」
DJ LOVE「夏場にうなぎが売れないから。」
Fukase「あ、本当に?」
Saori「あぁ〜。」
Nakajin「そうそうそうそう。」
Fukase「 “う” がついてればいいからうどんでも良いんだよ?」
DJ LOVE「うどんでもいい。」
Nakajin「まぁ、そうそうそうそう。」
Fukase「うなぎの上にうどん乗ってたら…、あ、違う。逆だね(笑)」
一同「(笑)」
DJ LOVE「お宝みたいな感じで出てくるよ(笑)」
Nakajin「ウナギガー!」
Fukase「うどんの上にうなぎが乗ってたら最高だよ。ダブル “う” だもん。」
Nakajin「なんか日本で最初のキャッチコピーだって言われてるらしいよ。」
Fukase「あ、そうなんだ。」
Saori「へぇ〜!」
Nakajin「土用の丑の日だからうなぎを食べよう、って。」
Saori「大成功だね!」
Fukase「ホワイトデーみたいなこと?」
Nakajin「あぁ、まぁそうかもね。」
Saori「あぁ〜。」
Fukase「ヴァレンタイン・デートか?」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「あぁ〜。」
Nakajin「コピーライター?初のコピーライターって言われてる。」
DJ LOVE「平賀源内。」
Fukase「へぇ〜。そうなんだ。」
Fukase「次は、『バードマン』!」
3曲目
愛知県 29歳 女性 パッソ アルバムずっと楽しみにしていました。これまで聞いていた曲もキャンドルを嗅ぎながら聞くとイメージが100倍くらいに広がります。私は特に『バードマン』の香りがお気に入りで香水代わりに手首にちょっとつけて会社に行っています。
Nakajin「へぇ〜!」
Saori「へぇ〜!」
Fukase「洒落てる〜!」
Nakajin「確かに〜!」
Fukase「できんのか。」
Nakajin「確かに、確かに。」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「結構ね、そのまま嗅いでも楽しめる感じですからね。」
Fukase「別に燃やさずともね。」
Nakajin「うん。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「香りはね、全然あるから。めっちゃおしゃれ。」
Saori「ね。そんな事ができるんですね。」
Fukase「そんな使い方したことないよ、俺。」
Nakajin「うん。」
Fukase「香水をね、つけないからなぁ。」
Nakajin「香水ってやっぱみんなつけない…?」
Fukase「俺でもNakajinがいるからつけてない。」
Nakajin「あ、そうなの?」
Fukase「だってNakajin、匂い嫌いじゃん?強い匂いが嫌いじゃん?」
Nakajin「いや…、う〜ん。全然今は大丈夫だと思いますよ。」
Saori「そんなのもう10年前くらいの話じゃない?Nakajinがさ、香水くさ〜いみたいなこと言ってたの。」
Nakajin「なんかね、あのときなんであんなに言ってたんだろうって今じゃ思う(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「club EARTHにいたときじゃなかった?」
Fukase「だっけ?」
Nakajin「そう…、かな?」
DJ LOVE「そうかもね。」
Saori「10年前のことを言ったらもう。」
Fukase「だって俺、別にしいたけ嫌いだもん。」
Saori「…まぁ。」
Fukase「パクチーだって10年前から。」
一同「(笑)」
Fukase「なんなら35年前から嫌いだもん。」
Saori「変わってんだよ。私たちはもうパクチーは好きだし。」
Fukase「本当に?すげぇ、治った?」
Saori「Nakajinなんか生魚も食べれるんだよ。」
Nakajin「大丈夫だと思う…、かな?」
Fukase「なんか俺、Nakajinに気を使って。でも香水をつけるってことがさ、男性が。」
Saori「うん。」
Fukase「女性からあんまり良い評判を聞かないっていうイメージがある。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「匂いによるよね。」
Fukase「匂いによる?」
Nakajin「う〜ん。」
Fukase「まぁね。」
Saori「ちょっとね、センスがいるよね。」
Fukase「センスいるよね。でもさ、なんかそんな賭けにでるくらいならなくていいかな、って。」
DJ LOVE「すごい分かる(笑)」
Fukase「俺、女性の香水すごい好きだよ。」
Nakajin「うん。」
Fukase「まぁ、『YOKOHAMA blues』にも出てくるしね。」
Saori「うん。なんか私、外国人の男性って結構つけるでしょ?」
Nakajin「まぁ。つけてるよね。」
Fukase「うん。」
Nakajin「つけてること多いね。」
Saori「そう、なんか。Joe Jonas(DNCE)とか会ったときにさ、すごい匂いが全然違くて。」
Nakajin「あぁ。」
Saori「なんかちょっと『あ。』って。」
Fukase「セクシーだなぁ、って。」
Saori「知らない世界を知ってそう、みたいな。」
Nakajin「あぁ。」
Saori「ちょっとドキッとするよね。」
Nakajin「はいはいはい。」
Saori「なんか異国の感じというか。」
Nakajin「異国の感じはあるね。」
Fukase「俺たちはね、『scent of memory』ってアルバム出したくらいだから香水つけても良いんじゃないの?」
Saori「(笑)」
Nakajin「うん(笑)」
Fukase「35歳になったら…、いや、どうかな…。」
Nakajin「えぇ!?(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「つけていくか。」
Nakajin「なんかつけていると自分って意外とわかんないよね。」
Fukase「そう、分かんなくなってはしまう。」
Nakajin「周りの人のほうが気づいたりするよね。」
Saori「うん。匂いでね。」
Nakajin「意外と鼻って慣れちゃうのかな。」
Fukase「鼻は慣れちゃうでしょ。」
Nakajin「ね。」
Saori「うん。」
Fukase「慣れちゃう慣れちゃう。まぁね〜、ちょっと香水とか考えてみようかな。」
Nakajin「うん。」
Fukase「はい。」
Nakajin「続いて『Dropout』!」
4曲目
北海道 19歳 男性 ゆうちゃん アルバム、どの曲も好きですが自分的にはやっぱり『Dropout』が好きです。この曲がリリースされた当初、マッサにドロップアウト一歩手前で、自分のことが嫌いだったのですがドロップアウトだと思われても自分の道を軽やかに進んでいったら良いんだと心が軽くなりました。勝手に自分のテーマソングだと思ってます。
Fukase「いいですよ、勝手で。」
Saori「(笑)」
Fukase「勝手ですよ。」
Saori「勝手にやってもね(笑)」
Fukase「音楽なんてそんな、聞いてる人のものだと思ってますから。」
Nakajin「うん。」
Fukase「これ、蒲田で作った曲なんですけどね。」
Nakajin「そうなんですよね〜。」
Saori「蒲田もびっくりしてると思うよ、今。」
Fukase「蒲田のイメージソング、テーマソングなんだよね。」
Saori「(笑)」
Nakajin「びっくりしちゃうよ(笑)」
Fukase「蒲田のテーマソングはね、『蒲田行進曲』ってのがあるんですよ。」
Nakajin「なかなかね(笑)タイトルにも入ってるからね(笑)」
Fukase「確かに、蒲田入れなかったもん。『Dropout』に。」
Nakajin「(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「やっぱ(笑)」
Fukase「『横浜ばっかり言ってからなぁ?オメェはよぉ?』って(笑)」
Nakajin「怒ってるね(笑)」
Fukase「蒲田は怒ってると思うよ(笑)俺のことを。入れないと思う、蒲田に。」
Saori「そうだよ、Dropout Boulevard♪ じゃなくて蒲田だろ?って。何、Dropout Boulevard♪ とか言っちゃって。」
Saori「お前が来たのは蒲田だろうが!って(笑)」
Fukase「蒲田だろうが!ってね(笑)産業道路から来ました!」
一同「(笑)」
Fukase「いやいやいやいや(笑)」
Nakajin「産業道路(笑)」
Fukase「もうあれですよ、環八から来たとか(笑)」
Nakajin「第一京浜から(笑)」
Fukase「第一京浜(笑)」
Nakajin「第一京浜から来ました!」
Fukase「環八のが、産業道路はもう少し奥だもんね(笑)」
Nakajin「そうだね(笑)」
DJ LOVE「平和島の方だもんね(笑)」
Nakajin「川崎の方とかね。」
Fukase「I came from 環八?(笑)」
一同「(爆笑)」
Fukase「環八 Boulevard?(笑)」
Nakajin「環八 Boulevard(笑)」
Fukase「Boulevardじゃないけどね(笑)」
Nakajin「Boulevardじゃないね(笑)」
Fukase「並木道の概念だからなぁ(笑)」
Nakajin「Boulevardはそうらしいね。」
Fukase「木が生えてれば並木道?」
Nakajin「かな?」
Saori「ちょっと蒲田のあたりにはBoulevardないんだよなぁ(笑)」
Fukase「じゃあ環八 Boulevardで(笑)I came from 環八 Boulevard。」
Nakajin「まぁ、並木あるところはあるけど。」
Fukase「あるよ。環八でも。」
Saori「そっか(笑)」
Fukase「あれは環八 Boulevardにしとく。いや、やっぱそれは難しいわ。」
Nakajin「難しい。」
Fukase「うん。ちょっと、そうね〜。それはできなかったなぁ。環八 Boulevardはちょっと違う気がするな。」
Saori「次いきますか。」
Fukase「はい。」
Saori「続いて『family』。」
5曲目
Saori「東京都 15歳 男性 チャーハンハンバーグセット(大盛り)」
DJ LOVE「テャーハンだよ(笑)」
Nakajin「テヤーハン(笑)」
一同「(爆笑)」
Fukase「え、何?(笑)スタッフ側のミス?(笑)」
Nakajin「なんだぁ(笑)」
Saori「合ってる?(笑)」
Nakajin「作ったのかと思った(笑)」
Fukase「テャーハンだとこっちに書いてありますね(笑)」
Saori「ね(笑)」
Fukase「そんな間違え方します?(笑)」
Nakajin「テャーハン(笑)」
Fukase「パソコンで作るから。」
Saori「もう1回読みますか?」
Fukase「いや良いですよ、そのまま進めちゃって。」
東京都 15歳 男性 チャーハンハンバーグセット(大盛り) 個人的に『family』が一番感情的になってしまって好きです。僕は高校1年生で家族に「ただいま」「おかえり」という言葉が恥ずかしくて言えませんでした。そこでこの曲を聞いて自然に涙が出てきました。僕はこれから自然に「おかえり」と言えるようになれたらいいな、と思います。
Fukase「高校1年生にこう思ってもらうために作ったようなもんだからね。」
Saori「そうだね。」
Nakajin「うん!」
Saori「届きましたね。」
Fukase「それは嬉しいですよ。」
Saori「いやぁこの曲はね、2番のところからFukaseくんの妹2人が歌ってまして。」
Fukase「はい。」
Saori「深瀬もえちゃん と 深瀬まなちゃん ね。」
Fukase「はい。」
Saori「もうね、よくできた妹たちですよ。」
Nakajin「うん。」
Saori「あの、歌ってくれるっていうのにしっかり練習してきて。」
Fukase「うん。」
Saori「もう全部歌詞カードとかも見なくても全部歌えるの。」
Nakajin「完璧でしたよね。」
Saori「そう。で、更に自分たちが録るのに手土産をちゃんと持参して『よろしくおねがいします。』って言って来てね。」
Nakajin「うん。」
Saori「よくできた子たちだなぁ、と思いましたよ。」
Fukase「やっぱりね、兄を補うようにみんないい子になった。」
Saori「(笑)」
Nakajin「(笑)」
Saori「兄の分をね(笑)」
Fukase「うん(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「兄を補っていく分。」
Saori「埋めてるんだね(笑)彼女たちがね(笑)」
Nakajin「なるほどね(笑)」
Fukase「やっぱり兄妹って、補い合わないとさ。」
Saori「うん。」
Fukase「成立しないじゃない?」
Nakajin「うんうん。」
Saori「そういう所あるね。」
Fukase「兄がこうならこうならざるを得なかった、って言う発言を聞いたことがあります。」
Nakajin「はい、なるほど。」
Fukase「はい。別に僕はそんなにあれですけどね。」
Nakajin「差し入れくらいするよね?(笑)」
Fukase「するよ。」
Nakajin「差し入れ割とするほうだよ、Fukaseくん。」
Fukase「好きだと思うよ、俺。すごい差し入れするし。」
Saori「まぁね。差し入れはするね。」
Nakajin「うん。」
Fukase「別に礼儀だって正しいし、敬語…。」
Saori「あ、じゃあ歌詞カードを見ずとも歌える、って部分はどうですか?」
Nakajin「(笑)」
Fukase「…んっとね〜。それを一言で返すとするならば、俺は10曲歌ってる。」
一同「(笑)」
Nakajin「まぁね(笑)数がぜんぜん違うから(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「これで分かってくれた?」
Saori「まぁね?(笑)でも同時に歌ってるわけじゃなから。」
Fukase「同時に歌ってたら俺すごいじゃん!(笑)」
一同「(笑)」
Fukase「いや、でもすごい。妹に歌ってもらえてよかったなぁ、って思ってますよ。今。」
Nakajin「うん。」
Saori「いい声だよすごい、2人とも。」
Nakajin「うん。」
Fukase「はい。次いきましょう。」
DJ LOVE「続いて『tears』。」
6曲目
新潟県 43歳 女性 こうやの母 『tears』を聞くと5年前に亡くなった弟への思いが溶けた泡が蘇るように沸き立ってきます。時が経つと悲しみが水底に沈むよ、という言葉を貰いましたが気づけばいつの間にか沈んでいた思いが水面に舞い上がってきて、聞く度に涙が溢れます。そして最後の cheers♪ に支えられてます。
> 水底へ沈むよ
DJ LOVE「みずぞこ…?」
Fukase「確かになんて読むかわからないね。あんまり…、すいてい?」
Nakajin「みずぞこじゃない?」
Saori「うん。」
DJ LOVE「みずぞこに沈む。うん。」
Fukase「あんまり耳馴染みがない。」
※ みなそこ が一般的らしいですが すいてい や みずそこ でも良さそうです。
Saori「悲しみがすっと水底へ沈むよ。うん。」
Fukase「うん。」
Nakajin「溶けた泡が蘇るように沸き立ってきます、とか詩的な表現ですね。」
Fukase「最後、 cheers♪ で支えられてよかったですね。」
Saori「ね!なんかすごい。」
Fukase「『tears』で言ってるから。」
Nakajin「うん。」
Saori「そう、すごいなんか素敵なメッセージだなぁ、と思ってたのに、LOVEさんが読むと全然伝わらなかった。」
Nakajin「(笑)」
Fukase「なんで?」
Saori「なんか噛み過ぎてて(笑)みず…、みずぞこ…、みじゅぞこ…。」
Nakajin「(笑)」
Saori「なんかもっと美しい表現で。こうやの母さん。」
Fukase「LOVEさんは初心を忘れねぇんだよ。」
一同「(笑)」
Saori「なんか(笑)」
Fukase「毎回緊張して読んでんだよ〜(笑)慣れないの?」
DJ LOVE「俺生まれてはじめて水底って言った気がする(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「たしかにそれはそうだけどね(笑)Fukaseさんの tears♪ がどうしても cheers♪ にしか聞こえません、ってリプ貰ったんだけど、俺 cheers♪ って言ってます!(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「最後ね(笑)言ってるよね(笑)」
Nakajin「そうなんすよ(笑)まぁ、言ったら韻みたいなことですよ。」
Fukase「うん。 tears♪ cheers♪ なんでね(笑) cheers♪ って言ってるんで!どう聞いても cheers♪ って言ってます!」
Fukase「はい。ラスト『Utopia』。」
7曲目
神奈川県 17歳 女性 てんこ 通して聞き終えた後、最後フェードアウトしていく『Utopia』のメロディーは小さい頃よく体験した遊園地から帰るときに聞こえるだんだん遠くなていく園内の音楽のように感じなんだか少し寂しくなります。雑誌のインタビューでLOVEさんがおしゃっていたようにこのアルバムは通して聞くべきだと思いました。
Saori「素敵な、なんて素敵な表現なんでしょう。」
Nakajin「なるほど!」
Fukase「でもそれなんか感じるわ。」
Saori「遊園地から帰るときに聞こえる、遠くなっていく音楽。」
Nakajin「それはそうかもしれない。」
Saori「素敵だね。」
Nakajin「あぁ、すごい!」
Fukase「おしゃれだね〜。」
Nakajin「確かに。」
Saori「おしゃれだなぁ〜。」
Fukase「てんこのてんちゃん、おしゃれだなぁ。」
Saori「うん。」
Nakajin「面白いね〜。」
Saori「いい表現だね。」
Fukase「でも分かる。」
Saori「うん、すごい分かる。」
Nakajin「すげぇ分かるなぁ。インストゥルメンタルってそういうイメージの違いがこうやって聞けるのがすごい面白いね。」
Fukase「うん。」
Fukase「なんか、黙っちゃった。」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「なんか聞いちゃったね。」
Fukase「うん。なんか聞いちゃった。」
Nakajin「うん。」
Fukase「そんな感じする、って。」
Saori「いや(笑)私のときはジャック・スパロウとか言われてたけどNakajinの作った『Utopia』は結構ちゃんと伝わってるんだなぁ、って思って(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「ちゃんと伝わってるよ(笑)」
Saori「私の(笑)」
Fukase「めっちゃべた褒めしてた(笑)」
Saori「私の1曲目の『scent of memory』はジャック・スパロウがさ(笑)電車の中から(笑)風景を見てるっていう(笑)」
Fukase「映ってる(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「あれ?と思って(笑)」
Fukase「電車に映る景色とそこに映る自分を見てる(笑)」
Saori「(笑)」
DJ LOVE「(爆笑)」
Saori「なんか全然伝わらないなぁ、って思ってたらNakajinの方は割と伝わってますね、ちゃんと(笑)」
Nakajin「嬉しいですね(笑)」
Saori「バッチリ(笑)」
Fukase「Saoriちゃんが好きな人に会いに行くために電車に乗るっていうイメージが勇ましすぎる(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「そんなんで(笑)あ、かかった(笑)」
Nakajin「かかっちゃったよ(笑)ループしちゃったよ(笑)」
Saori「(笑)」
Fukase「かかっちゃったよ(笑)」
8曲目
Saori「ジャック・スパロウ戻ってきちゃうから(笑)」
Fukase「ドンドドンドドン ドンドドンドドン。」
Saori「それドラム入れちゃダメ(笑)」
Nakajin「壮大なパーカッションが欲しくなよね(笑)」
Fukase「欲しいよね。ハリウッドドラムいるよね?(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「入れたほうが良いのかな、って俺思った(笑)」
Saori「入れたらダメ(笑)ジャック・スパロウになっちゃうから、それは(笑)これは…(笑)」
Nakajin「ドンドコドコドォン。」
Saori「それ違う(笑)ドラムを頭の中で鳴らしちゃダメ(笑)」
Fukase「鳴っちゃってんだもん、もう(笑)」
Nakajin「(笑)」
Saori「(笑)」
Fukase「鳴っちゃうでしょ(笑)」
Nakajin「鳴っちゃう(笑)」
Fukase「やだ(笑)」
Saori「もっと切ない情景をさ(笑)」
Fukase「恋人じゃなくて好きな人を。」
Saori「そう、しかも好きになっちゃいけない人が好きなの。」
Fukase「なんでしょ?すげぇ戦いのつもりで来るじゃんこの人、って感じ(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「怖ぇ、Saoriちゃんに好きになられた人怖いよ(笑)」
Nakajin「怖いよ〜(笑)」
Fukase「怖いわ、大くん怖かったんだろうなぁ(笑)」
Saori「(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「こういう感じなのかな(笑)こんな感じでやってくんの?(笑)怖いわ、本当に(笑)」
Saori「(笑)」
Fukase「踏み鳴らすんだろうね(笑)」
一同「(爆笑)」
Nakajin「怖いね〜(笑)」
Fukase「うん(笑)足を踏み鳴らすように近づいて来るじゃん(笑)鼻息荒いだろうね(笑)」
Nakajin「電車の中でしょ?しかも(笑)」
Saori「(笑)」
Nakajin「怖いよね(笑)」
Fukase「うん、電車の中。しかもジャック・スパロウ(笑)」
DJ LOVE「なんか燃えてるんだろうね(笑)体の中で(笑)」
Saori「(笑)」
Nakajin「うん。」
Fukase「そんな感じです。」
Nakajin「ということで、2週に渡って『scent of memory』全曲解説を行いました。」
Fukase「はい。」
Nakajin「ちゃんと全曲解説できてたかどうかはわかりませんが、楽しんでもらえてたら嬉しいですけども。」
Fukase「なんかさ、TikTokでもふざちゃったじゃん?真面目にやるって言ったのに。」
Nakajin「え、真面目にやるって言ったっけ?(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「言ったっけ?(笑)」
Fukase「言ってた(笑)」
Saori「真面目にやるって言ったっけ?(笑)」
Fukase「うん。真面目にやろうぜ、やるぜって言ってた。めっちゃ言ったんだけど。」
Nakajin「言ってたっけ?(笑)」
Fukase「言ってたんだけどふざけてた。いい加減にしたほうがいいよ、SEKAI NO OWARIは本当。」
Saori「え?」
Nakajin「え?」
Fukase「ふざけてばっかりいる。最近。」
Saori「(笑)」
Nakajin「そうかなぁ。」
Fukase「特に俺。」
Nakajin「(笑)」
Saori「Fukaseくんね、真面目に答えてないもんね。全然ね。あ、真面目に答えてるのあれ、壺を回してるみたいなFukaseくんのインタビュー。」
Nakajin「(笑)」
Fukase「なに、あれでしょ?新R25でしょ?」
Nakajin「r25のやつだ(笑)」
Saori「そうそう(笑)」
Fukase「壺は回してねぇよ。」
Saori「起業家のインタビューみたいな。」
Fukase「うん。」
DJ LOVE「でもろくろは回してなかったよ。」
Fukase「回してなかった。」
Nakajin「うん。」
Saori「そうだっけ?(笑)」
Fukase「この話がピンとこない人はまずは新R25ってサイトで僕が喋ってるのを見てほしいのと、この ろくろを回す人 インタビュー でやるとなんとなくいっぱい写真が出てくる(笑)」
DJ LOVE「いっぱい出てくる(笑)」
Fukase「写真が出てくるから(笑)」
Nakajin「良いんですよ(笑)良いと思いますよ(笑)本当、こういうテンションでも(笑)」
Fukase「まぁまぁまぁ。」
Saori「10年やってるんでね。」
Fukase「いやいや。そういう。ダメだよ。
Saori「え?」
Fukase「引き締めていこう。」
Saori「あんたに言われたくないよ(笑)(食い気味)」
一同「(笑)」
Nakajin「では、また来週土曜日の夜10時半にお会いしましょう。ここまでのお相手はSEKAI NO OWARI、Nakajinと、」
Fukase「Fukaseと、」
Saori「Saoriと、」
DJ LOVE「DJ LOVEでした。