埼玉県 18歳 女性 ゆま Fukaseくん、絵本『BLUENO』発売決定おめでとうございます。 2017年のライブ Tarkusで「今世紀中に出す。」と言ってからずっと待っていました。4年で完成させてくれてありがとうございます。この時代に生きる私たちにとってとても考えさせられるTarkusの物語が大好きで、今でもよくTarkusのライブDVDを見ています。あのとき、中学2年生だった私は大学生になりました。 大学生も絵本買います。楽しみにしています。
Nakajin「と、いうことで。」
Saori「ついにですね。」
Nakajin「はい。Fukaseさん初の絵本『BLUENO』の発売が決定しました。」
Fukase「いやぁ…。」
Saori「おめでとうございます。」
DJ LOVE「おめでとうございます。」
Fukase「絵本を出すと思ってなかったですよ。」
Nakajin「うん。」
Saori「まぁね。」
Fukase「僕は。バンドを始めたときに。」
Saori「(笑)」
Nakajin「うん。ね。」
Saori「そうね。」
Fukase「うん。」
Nakajin「中学生の時とかのFukaseくんに言ったらびっくりするよ。」
Fukase「そう。」
Nakajin「絵本描くよ、って。」
Fukase「自信ないからね、別に俺。」
Saori「(笑)」
Fukase「いっつも言ってるけど。」
Nakajin「うん(笑)」
Saori「いや、いい絵ですよ(笑)」
Fukase「ジャケットも描かせていただいて。」
Nakajin「いや、本当に。」
Fukase「映画でも使わせていただいてね。」
Nakajin「うん。」
Fukase「あんな…、ね?やってるけど。」
Nakajin「確かに、あれすごいっすねぇ。」
Saori「うん。」
Fukase「全く自信ないっすからね。多分ですけど、世の中のすべての絵本作家の中で1番自信のない絵本だったと思う。」
一同「(笑)」
Nakajin「自信ね(笑)」
Saori「いやぁ、もうね(笑)映画にも使われて。さらに本も出るなんて。絵描きと名乗っていいですよ、完全に。」
Nakajin「ね。」
Fukase「無理だよ。」
Nakajin「うん。」
Fukase「なんかね、実は俺、絵をどんくらいやってんだ。何年…。」
Saori「結構長いんじゃない?」
Fukase「えっとね…、炎と森のカーニバル(これは曲名ではなく野外ライブの方です)からか。」
Nakajin「2013?」
Fukase「2013。」
Saori「うん。」
Fukase「だから、絵を描いて8年…?」
Nakajin「8年。」
Fukase「でも先生がいるわけですよ、僕には。」
Saori「うん。」
Fukase「絵の先生が。」
Nakajin「うん。」
Fukase「とはいえ、もともと僕らの…、EARTHスタッフなんですけどね。」
Nakajin「club EARTHでね。」
Fukase「club EARTHのね。ライブハウスのスタッフでね。」
Saori「私の高校の同級生。」
Fukase「Saoriちゃんのね。」
DJ LOVE「うん(笑)」
Saori「高校の友達ですよ(笑)」
Fukase「そうなんですよね。そう。」
Saori「うん。」
Fukase「で、まぁ本当に一緒にやらせていただいて。今回も絵が入ると必ずその先生と一緒にやってるんで。」
Saori「うん。」
Nakajin「うん。」
Fukase「1番最初に描いたときに『もういい。』と。」
Nakajin「うん。」
Fukase「『基礎はやんなくていい。』と。」
Saori「うん。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「『一発目からもう、自分流でいった方がFukaseの場合はいい。』てよかった言われて。」
Nakajin「うん。」
Saori「うん。」
Fukase「『マジ…?』みたいな。『いいと思うよ。』って言われたから俺、わかんないのよ。基礎。」
Nakajin「基礎がね。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「我流で8年やってんの。」
Saori「(笑)」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「まぁまぁまぁまぁ。でも、歌とかさ。曲作りとかさ。」
Saori「まぁね。」
Fukase「まぁ、我流でやるけどね。」
Saori「曲作りも我流だよね。ピアノもちゃんと習ったのも私だけだよね。」
Nakajin「まぁ、そうっすね。」
Saori「Nakajinだって、ギター我流だし。」
Nakajin「人に習ってやったことはないっすね。」
Fukase「そういうもんか。」
Saori「うん。」
Nakajin「でも、なんとなくだけど絵はそういうのが。」
Fukase「ちゃんとしたベーシックが。」
Nakajin「基礎があって、的な。」
Fukase「そう。」
Nakajin「気がするのはわかる。」
Fukase「わかるでしょ?」
Nakajin「まぁ、イメージだけどね。」
Saori「まぁ。」
Nakajin「でも、それやってたらあの感じになんなかったかも知れない。」
Saori「うん。いいアジ出てますよ。」
Fukase「いやぁ、そう。『基礎やることによって失うものがあるからこのまま進んでいこう。』って言って。」
Nakajin「なるほどね。」
Saori「うん。」
Fukase「なんかすごい感慨深いですね。8年もやらせていただいてるとなると。」
Nakajin「ね。」
Saori「ついにね、本も出ると。」
Fukase「しかもさ。なんていうの(笑)油絵のさ、器具を使わないわけよ。素手なの(笑)」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「それって結構一般的なの?一般的じゃないの?」
Fukase「知らない(笑)」
Nakajin「あ、それも(笑)」
Saori「それも知らない(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「それすら知らない(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「一般的かどうかも(笑)」
Fukase「手でやる(笑)」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「俺が手でやりたい、って言ったの。」
Nakajin「うん。」
Fukase「でも油絵は。」
Nakajin「筆でやるイメージあるね。」
Fukase「筆でもやるし。要するに鉱物が入ってるから…、毒が入ってるものもあるから。」
Nakajin「はいはいはいはい。」
Fukase「危ない、って言われて。」
Saori「うん。」
Fukase「『いや、いい。』って言ってやってた。」
Nakajin「あぁ。」
Fukase「良くないよ。」
Nakajin「良くないのかも知れないけど(笑)」
Fukase「あ、でも今はゴム手袋はめてやってる。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「毎回変えるたびにゴム手袋を変えてやってる。」
Nakajin「なんかね、塗料とかってね。」
Fukase「そうそう。」
Nakajin「良くないのあったりする。鉛入ってますとかね。」
DJ LOVE「あぁ、そっか。そうだね。」
Nakajin「そうそうそうそう。」
Saori「うん。」
Fukase「だからね、すごい時間かかったけど。Saoriちゃんにね『いい加減絵本描けば?』って言われて。」
Saori「コロナのときね。」
Fukase「うん。」
Saori「最初の緊急事態宣言出たあたりでね。」
Fukase「そう。」
Fukase「マジでなんにもできなかったから。」
Saori「そう。スタジオも入れなかったしね。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「完成した(笑)」
Nakajin「たしかにたしかに(笑)」
Fukase「『BLUENO』(笑)」
Nakajin「コロナ禍あったから、みたいな(笑)」
Fukase「そう(笑)」
Saori「普段だったらね、ちょっと忙しすぎて無理だったかもしれないね。」
Nakajin「うん。」
Fukase「本当、家でだって。楽しかったよ、逆に。唯一のクリエイティブの時間になって。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「『BLUENO』、ちょっとだけ。ちょっとだけっていうか。変わっています、と。ストーリー。」
Nakajin「うん。」
Saori「Tarkusのときからね。」
Fukase「そう。変わってます。変えました。」
Nakajin「はい。」
Fukase「より内容をブラッシュアップして、福音館書店さんから出させていただくことが。すごく名誉なことで。」
Saori「福音館書店なんて、すごいですよ。」
Nakajin「うん。」
Fukase「ものすごく名誉なことですよ。まぁ、そんな素晴らしい。もうね、話してるとね、違うね。スケールが違う。」
Nakajin「うん。」
Fukase「何十年ってタームで人に届けばいい、っていう愛情を感じる。」
Nakajin「あぁ〜。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「絵本とかってね。」
Fukase「今バァーっと売上がいくんじゃなくて、永遠に。」
Nakajin「なるほど。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「世代を超えていくものを作りたい、っていう。」
Nakajin「いいですね。」
Fukase「それをすごい感じるので。」
Nakajin「うん。」
Fukase「やっぱCDってその瞬間に一応聞いてもらおう、っていう感じでプロモーションするじゃないですか。」
Nakajin「うん。」
Saori「うん。」
Fukase「なんかちょっと違って、もっと100年先くらいを見てる感じがして。」
Nakajin「あぁ。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「すごい感じる。」
Nakajin「へぇ〜!」
Fukase「でも、絵本ってそういうもんじゃないですか。」
Saori「重版の回数も300とか。」
Fukase「そう。」
Saori「えぇ!?みたいなさ(笑)」
Nakajin「うん(笑)まじか(笑)」
Saori「えぇ〜!?みたいな(笑)」
Nakajin「そうなんだ(笑)知らなかった(笑)」
Saori「半端じゃないよ、絵本は(笑)ぜんぜん違う世界だよね。」
Nakajin「いいっすね。」
Saori「ね。」
Fukase「ちょっとだから、そういう長ぁく長ぁ〜く愛されるものになったらいいなぁ、と。」
Saori「子供も読める内容だと思いますよ。」
Nakajin「素晴らしい、素晴らしい。」
Fukase「はい。」
Nakajin「そしてですね、Saoriちゃんこと作家・藤崎彩織先生のエッセイ集。こちら『ねじねじ録』という本もですね、8月3日に発売になっています。」
Saori「そうなんですよ。出るんですよ。私のエッセイ集も。」
Nakajin「すごいっすね。ぜひ、手にとってみてください。」
Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」
Fukase「Fukaseです。」
Saori「Saoriです。」
DJ LOVE「DJ LOVEです。」
Nakajin「『SEKAI NO OWARI “The House”』。今月21日にSEKAI NO OWARIのニューアルバム『scent of memory』が発売になりました。ということで今週から2週に渡りリスナーの皆さんから届いたメッセージと一緒に全曲解説していきたいと思います。先程言ったように、絵本みたいにね。『scent of memory』も長く愛してもらえるような作品になってくれたらいいな、と思ったりしているんですけど。」
Fukase「そうだよね。音楽だってそうだもんね。」
Nakajin「音楽もそれすごい僕意識しますけどね。」
Fukase「うん。」
Nakajin「やっぱ長く楽しんでもらえる作品になってくれたらいいな、とすごく思うことなので。」
Fukase「うん。」
Nakajin「さぁ、全曲解説っていうのをやります。あんまりやらないけど今回はやっていきたいと思います。」
Fukase「すごいね。」
Nakajin「はい。」
Fukase「もう絶対尺に収まらないでしょ(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「ね。これ何分番組だと思ってんすか(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「何分番組だと思ってる、っていうかさ(笑)」
Nakajin「うん(笑)」
Fukase「俺がいかに脱線するか知らないんだと思うんだよね(笑)」
一同「(笑)」
Fukase「まぁ知らないわけがないんだけどね(笑)」
Nakajin「本当に全曲解説になるのか、っていうのはありますよね(笑)」
Fukase「いかに俺に喋らせないでNakajinが先に進めるかにかかってる(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「そうだよ(笑)Fukaseくんが喋り始めると曲がかかんないからね(笑)」
Fukase「そうだよ(笑)」
Nakajin「あぁ…(笑)まぁね(笑)」
Fukase「Stop the Fukaseって感じ。」
Nakajin「…とりあえず行きますね、じゃあ(笑)」
Fukase「はい。」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「早速、まずは『scent of memory』。」
1曲目
神奈川県 21歳 女性 夕方 アルバム聞きました。1曲目の『scent of memory』で子供の頃に読んだ童話を思い出し泣いてしまいました。このアルバムには色んな思いが詰まっていますが、どれも戻れないから美しい思い出のような気がします。一生大事にできるアルバムをありがとうございます。
Nakajin「と、いうことでね。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「嬉しいですねぇ。」
Nakajin「なんか、でもわかるかも。童話ね。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「うん。なんか絵が浮かぶイメージで作ったんですけど。」
Nakajin「うん。」
Saori「 “匂い” を嗅いだときバッと絵が浮かんでくるみたいな。」
Nakajin「うん。」
Saori「これ、私は “片思い” をイメージしてるんですけど。」
Nakajin「はい。」
Saori「なんか “片思い” とは違う、ってメンバーにはね。」
Fukase「全然違うでしょ。」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「すげぇ勇ましい感じだよね。」
Fukase「大海原を(笑)」
Nakajin「ね(笑)」
Saori「違う(笑)違う違う(笑)」
Nakajin「俺もそっち系だと思った(笑)」
DJ LOVE「うん(笑)」
Saori「違うよ(笑)」
Fukase「大海原をさ。」
Nakajin「『パイレーツ・オブ・カリビアン』的なのを想像した。」
Fukase「なんかやっぱりそういう、海賊だよね。」
Nakajin「うん。」
Saori「違うよ〜(笑)」
Nakajin「海賊っぽいなぁ、と思った。」
Saori「 “片思い” で好きになっちゃいけない人を好きになっちゃった、っていう。」
Fukase「ドッドドコドドッドコド♪って言いたくなるよね。」
ちょっと流れました。
Saori「違うよ(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「うん(笑)」
Saori「違うよ(笑)切ないから(笑)夕方の景色で(笑)」
Fukase「夕方の景色?」
Saori「そう。電車の中で夕方の景色をのビルとかを見てるときに自分が窓ガラスに映ってる、っていう画の中で書いた曲なんで。」
Fukase「え、でもSaoriちゃんの格好はジャック・スパロウの格好でしょ?」
またちょっと流れました。
Nakajin「あぁ、なるほどね(笑)」
Saori「違う違う(笑)」
DJ LOVE「あぁ〜!(笑)」
Saori「変だからそれ(笑)」
Nakajin「格好ね(笑)」
Saori「変(笑)」
Fukase「(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「完全に変な人だよ(笑)」
DJ LOVE「ちょっとドレッドみたいな(笑)」
Fukase「そうそうそう(笑)」
Nakajin「バンダナ巻いてね(笑)」
Saori「(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「なるほどね(笑)」
Fukase「違う?」
Saori「だいぶ特殊な状況(笑)誰も共感できない(笑)」
一同「(爆笑)」
DJ LOVE「ジョニー・デップしか共感できない(笑)」
Saori「(笑)」
Nakajin「はい(笑)続いて、行きますよ!Saoriちゃんお願いします。」
Saori「あ、そうだ。2曲目は『Like a scent』。」
2曲目
千葉県 21歳 昭和堂 『Like a scent』みたいな曲が聞けて嬉しかったです。私には過去のことなのに、いつまで経っても自分の中に残り続ける記憶があります。自分の内部で広がる感情やら記憶に負けないように踏ん張りながら今大学で勉強しています。「あれは必要な戦いだった」、この曲はどうしようもない自分と共鳴してくれるような気がしました。決して消えない記憶と現実に食らいついていく勇気になります。
Nakajin「うん。」
Fukase「そうっすねぇ。なんかまぁ、良いんじゃないですか。この曲、コメントしなくて。」
Saori「(笑)」
Fukase「コメントしたらなんか問題起きそうなんだもん。」
Nakajin「え?(笑)」
Saori「そんなことないよ。真面目に作りましたから。」
Nakajin「うん。」
Fukase「真面目に作ったものでも怒らられるときは怒られるよ。」
Saori「(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「怒られるときは。深く言及することによって…。あ、でも韻を踏んでますね。珍しく。」
Saori「珍しくね。」
Nakajin「まぁ、結構踏んでますね。」
DJ LOVE「うん。」
Fukase「うん。」
Nakajin「結構踏んで。しかも音程のないラップと言うかね。」
Fukase「うん。まぁ、そう。」
Saori「これはね、家のスタジオで。自宅で録ったね。」
Nakajin「そうですね。」
DJ LOVE「そうですね。」
Nakajin「今までラップやろうぜ、って言ったときになんか音程つけたほうが良いね、ってなっちゃって。」
Fukase「ラップじゃなかったっていうか。まぁ、コレも絶妙なところにはいるけど。」
Nakajin「うん。」
Fukase「でも 俺が作り上げたファンタジー / 今日も踊ろうぜ(Yo)ファンたち は俺しか踏めない韻だと思ってる(笑)」
一同「(笑)」
Saori「たしかにね(笑)」
Nakajin「そうだね(笑)」
Saori「俺が作り上げたファンタジー はね(笑)なかなかね(笑)ハードル高いね(笑)」
Fukase「うん(笑)」
Nakajin「ファンタジー作り上げてる人なかなかいないね(笑)」
Saori「ね(笑)」
Fukase「踊ろうぜファンたち ってのもなかなかないでしょ。」
Saori「確かにね。」
Nakajin「ここ、パンチラインですね。」
Saori「Fukaseくんぐらいなもんですよ。」
Fukase「まぁ、言えるとしたらミッキーかな。」
一同「(笑)」
Nakajin「ミッキーはね(笑)」
Saori「言い方(笑)」
Fukase「(ミッキーの)一人称・俺(笑)」
Nakajin「一人称・俺かぁ〜(笑)」
Saori「呼び方もファンたちなんだ(笑)」
Fukase「(笑)」
Saori「ファンだと思ってるんだ(笑)」
一同「(笑)」
DJ LOVE「ディズニーファンですよ(笑)」
Fukase「ファンだから(笑)」
Fukase「はい。」
DJ LOVE「続いて『umbrella』。」
3曲目
愛知県 20歳 女性 みほ 『scent of memory』買いました。聞きました。個人的に『Like a scent』から『umbrella』の流れが沁みるのですが、メンバーの皆さんはこの曲からこの曲への流れいいな、と思う箇所はありますか?
Saori「いや、ここの流れ良いよね。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「私も良いと思ってますよ、ここ。エモーショナル。」
Nakajin「うん。」
Fukase「俺ね、このアルバムは並び良かったなぁ、って思ってる。」
DJ LOVE「並びすごい良い。」
Nakajin「並び良いっすよね。」
Saori「並び、Fukaseくんが決めたよね?」
Fukase「並び、俺が決めた。」
Nakajin「ね。」
Fukase「人生で初、決めたの。」
Nakajin「ね。すごいなぁ、って思ったよ。」
Saori「なんかこういうことあんまり決めないのにね。」
Fukase「うん。やっぱコンセプト・アルバムにしよう、って言ったの俺だし。」
Saori「うん。」
Nakajin「ね。」
Fukase「俺が決めた。」
Nakajin「流れ良いなぁ、って。」
Fukase「流れ良いからさ。気がついたらさ『scent of memory(1曲目)』に戻ってない?」
Saori「私も流れでずっと聞いてるよ。」
Nakajin「うん。」
Fukase「でしょ?1周回ってるんだよ、気がついたら。」
Saori「うん。」
Fukase「いい。」
Saori「キャンドル盤のキャンドルをね、セットリストの並べる駒として使いながらね(笑)これじゃない、これじゃない、ってやりながらね(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「まぁ、作ってるときそんな意識してなかったんだけど。」
Fukase「いや、俺はもうコレでベストだ、って思ったていうか。」
Saori「自画自賛してるの?」
Fukase「だってラッパーだよ?俺。」
一同「(笑)」
Fukase「冗談です(笑)各方面のラッパーの方たちに謝りたいと思います。」
Saori「(笑)」
Fukase「続いて『陽炎』。」
4曲目
岩手県 53歳 女性 バードウーマン Saoriちゃんの『陽炎』、夫婦2人で車の中で聞いていたのですが、キュンとして泣きそうになりました。50代の私達でもまだキュンとなれるのですね。Saoriちゃんありがとう。
Fukase「と、いうことででですね。Saoriちゃんの『陽炎』ね。いい曲です、はっきり言って。」
DJ LOVE「うん。」
Saori「(笑)
Nakajin「いい曲ですねぇ。」
Saori「ありがとうございます。」
Fukase「うん。」
Saori「53歳の女性に届いてますよ。」
Nakajin「ね。」
Fukase「いやぁすごい。俺ね、コレどこで初めて聞いたんだっけな。…六本木で聞いたんだよ。」
Nakajin「ろっぽん…(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Saori「『陽炎』?」
Nakajin「そっか(笑)六本木なんだ(笑)」
Fukase「より正確な場所をいうと乃木坂だったけど。」
Saori「う、うん(笑)」
Fukase「なんかそのとき人生って悲しいなぁ、って思ったんだよね(笑)」
一同「(笑)」
Saori「あ、Saoriちゃんって離婚すんのかなぁ、って思った。」
Nakajin「それは思いましたね(笑)」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「思った(笑)」
Saori「いや、そんな(笑)」
Nakajin「仮歌歌ってよ、って最初言われたからさ。」
DJ LOVE「(笑)」
Nakajin「コレ歌うのか…、って(笑)」
Saori「(笑)」
Nakajin「…大丈夫かな、って(笑)」
Saori「アーティストっていうのはですよ?」
Nakajin「はい(笑)」
Fukase「うん。」
Saori「5%くらいの感情を100%に引き伸ばすのがアーティストですから。」
Nakajin「うん。」
Saori「そんなね、全部100%になったらFukaseくんはもうあれですよ(笑)」
Nakajin「(笑)」
Saori「乙女の…、こんな白い雪の中だったら自分の気持ちが聞こえちゃいそ〜!っていう乙女だってことですよ(笑)」
Fukase「そうだよ?(笑)」
一同「(爆笑)」
Fukase「え〜?知らない?(笑)」
Nakajin「そうだった〜(笑)」
Saori「あれ?あれ?(笑)」
Fukase「そうだよ?(笑)」
Saori「え?」
Fukase「俺ビニール傘だったこともあるよ。」
一同「(笑)」
Fukase「知らない?俺がビニール傘だった時期。」
DJ LOVE「ビニール傘だった頃かぁ(笑)」
Nakajin「知らないなぁ〜(笑)」
Fukase「会ってる会ってる(笑)」
DJ LOVE「あ、ビニール傘だと思っちゃってたから気づいてないのかも知れない(笑)」
Fukase「あぁ!あぁ、あぁ。あんま喋ってはないよ。」
Saori「わかんなかった(笑)」
Nakajin「しゃべれないもんね(笑)」
DJ LOVE「ビニール傘だからね(笑)」
Fukase「ビニール傘ね。」
Saori「そっか。」
Nakajin「そうなんだぁ。」
Fukase「うん。そう、あるよ。」
Saori「じゃあFukaseくんは100%なんだね。」
Fukase「そうね。」
Saori「なるほどね。」
Fukase「ちょっと『Blue Flower』やばいなぁ(笑)」
一同「(笑)」
Fukase「うん。いやぁ、まぁ。でも、僕は本当この曲好きですわ。」
Saori「ありがとうございます。」
Nakajin「いいっすね。」
Fukase「みんなに聞いてほしい。」
Nakajin「じゃあ続いて『silent』。」
5曲目
高知県 24歳 女性 たっすんだ アルバム、最高でした。コレまで発表されていた曲もアルバムで聞くとまたイメージが変わりますよね。私は特に『silent』のイメージが変わりました。『umbrella』から切ない曲が続きますが、『silent』 で涙腺が崩壊です。そして改めてすごく強い曲だな、とも思いました。
Nakajin「ということで。ありがとうございます。」
Fukase「ね。」
Nakajin「『silent』でやっと長調の曲と言うか。」
Saori「そうだね。」
DJ LOVE「うん。」
Nakajin「明るい響きにやっとなる、って感じはするけど。」
Fukase「まぁ、だから俺はこういう感じだよ。俺なんて。」
Saori「これ?」
Fukase「私生活では 私のこの気持ちだけはこの雪も奪えない って思ってる。」
一同「(笑)」
Fukase「どういう曲解説なの、本当に。」
Nakajin「(笑)」
Fukase「真面目に曲は作ってるんだけどね(笑)」
Nakajin「真面目に作ってますよ(笑)めちゃくちゃ(笑)」
Fukase「作ってるんだけど “The House” だけはどうしても真面目になれない(笑)」
Saori「(笑)」
Nakajin「(笑)」
Fukase「どうしても真面目になれないんだよぁ(笑)」
Nakajin「まぁね、ハウスですか(笑)」
Fukase「うん(笑)そう(笑)」
Saori「ハウスだからねぇ(笑)」
Nakajin「これぞハウスってところありますけど(笑)」
Fukase「でもなんかすごいこの曲色んな人に好きって言ってもらえるからさ。」
Nakajin「ね。嬉しいっすよね。」
Fukase「そう。嬉しい。」
Nakajin「いいな、って感じしますよ。」
Saori「なんかこの曲は出てから街で鳴ってるのを聞いてより好きになったな。」
Nakajin「うん!」
Fukase「うん、それもある。」
Saori「なんか家で聞いてるときより全然外の景色が合う曲なんだ、と思って。」
Fukase「でもね、歌うのは大っ嫌い。たっっっっかい!!」
Saori「(笑)」
Nakajin「これはね(笑)」
Saori「コレね(笑)」
Nakajin「また最近もなんか歌うじゃないですか。テレビ出たときとかね。」
Fukase「うん。苦しい。」
Nakajin「コレ大変なんですよね。」
Fukase「髙い。」
Saori「今年の冬、もぅ1回来ると思うよ(笑)歌う機会。」
DJ LOVE「きてほしい。」
Nakajin「まぁね。」
Fukase「まぁ、きてほしいけど(笑)」
Saori「ね(笑)」
Nakajin「(笑)」
Saori「呼ばれなかったらあれだけど(笑)」
Fukase「俺そのぼやきをね、英語を教えてくれてる人に相談したの。彼もボーカリストだから。」
Nakajin「はい。」
Fukase「わかるよその気持ち。ちょっと高いな、って思ってるところがずっと続く曲って本当にきついよね、って。」
Nakajin「うん。」
Fukase「1個髙いのがあるだけだったら、80kgのバーベルを1回あげるだけなんだよ。」
Saori「はい。」
Nakajin「うん。」
Fukase「50kgのバーベルを。」
Saori「何秒もね。」
Fukase「何十回もあげるみたいなね(笑)」
Nakajin「30回やる、みたいな感じなのね(笑)」
Fukase「そう。そういう辛さがあるんだよ、この曲。バーベルを思い浮かべてる、いつも。」
DJ LOVE「(笑)」
Fukase「俺は。」
Nakajin「まぁね、喉がそういう…、全然違うんすよね。」
Fukase「そうなんだよね。最高音が高いほうが辛いと思われがちなんですけども、最高音よりもちょっと下でずっとフラフラするのもきつい。」
Nakajin「うん。」
Fukase「半音下げたい。」
Saori「(笑)」
Nakajin「もともと半音下だったんですからね、これ(笑)」
Fukase「そうだよ、違うよ。1音下にして欲しかったの、俺が。」
Nakajin「あ、そうだ。想定はそうだった。ところが上がってしまったんだよね。」
Fukase「いやぁちょっとね…、苦しいっていうか嬉しいっていうか。」
Nakajin「まぁ、でもちゃんと意味のあるキーチェンジだったと思いますよ。」
Saori「そうですよ。」
Fukase「いやぁ、苦手なんだよなぁ。この曲。」
Nakajin「(笑)」
Fukase「俺、あと苦手なの『スターライトパレード』と『RPG』。」
Saori「(笑)」
Nakajin「まぁね(笑)」
Saori「歌う機会が多い(笑)」
Nakajin「1番多いやつ(笑)1番歌ってるやつだよね(笑)」
Saori「何がいいの?」
Fukase「『RAIN』。」
Saori「あ、『RAIN』なんだ。」
Nakajin「はいはいはいはい。」
Saori「う〜ん。」
Nakajin「『RAIN』が歌いやすいんだ(笑)」
Fukase「歌いやすいっていうか、無理してないね。」
Nakajin「あぁ。」
Saori「うん。」
Fukase「そうなんですよね。まぁ逆に今年ね、歌わせていただけるとしたら光栄なことですけど。」
Saori「ね。」
Nakajin「やりたいですね。これは。」
Nakajin「あ、今週はここまでです。来週は『scent of memory』全曲解説後半戦をお届けしたいと思います。」
DJ LOVE「『SEKAI NO OWARI “The House”』ではみなさんからメッセージを募集しています。番組への感想、質問、僕らに選曲してほしい選曲テーマなどどんなことでも大丈夫です。アドレスは http://www.tfm.co.jp/house 。
Nakajin「最後になるんですけどお知らせが1つ。11月から僕らツアーを始めたいと思います!ぜひ皆さんよろしくおねがいします!それでは、また来週土曜日の夜10時半にお会いしましょう。ここまでのお相手はSEKAI NO OWARI、Nakajinと、」
Fukase「Fukaseと、」
Saori「Saoriと、」
DJ LOVE「DJ LOVEでした。」