第61回 曲の “匂い” 2021年5月29日

千葉県
46歳
男性
ひでかず

25年前、初めての海外旅行でパリに着いたとき、何かほのかな香水のようないい香りのする街だな、と思ったことを覚えています。その後ニューヨークで夜に地下鉄の駅から地上に上がったときに、葉巻のようなヤニ臭い香りがして、「街には特有の香りがあるかもしれない。」と思うようになりました。海外にも多く行かれいるとは思いますが、香りが好きな街や国はあるのでしょうか?

Fukase「えぇ〜。

DJ LOVE「えぇ〜。僕はねぇ…。」

Saori「 “香り” ねぇ〜。」

Fukase「お、あるの?」

DJ LOVE「ぱっと浮かぶのはね、福岡かなぁ。」

Saori「(笑)」

Nakajin「あぁ〜。」

Fukase「なるほどね。」

Saori「ご飯の “匂い” するよね。」

Fukase「お前さ、こんなさ、ひでかずさんがだよ?」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「おしゃれな感じで言ってくれてるのにさ。お前それ…。」

Nakajin「飯の話…。」

Saori「今ね、ご飯の話しようとしてるね。」

DJ LOVE「いやぁ、だって。でも “匂い” するじゃん。1番!日本で!」

Fukase「(笑)」

DJ LOVE「特有のね(笑)」

Nakajin「駅でするね。」

Fukase「僕は…、そうっすね。僕は日本で1番好きなご飯が食べれるところって言ったら福岡だと確かに思う。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「思ってます。当然そこはそうなんですけど。そういうこと聞いてんじゃないもん。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「まぁね(笑)」

Fukase「わかる?」

DJ LOVE「うん。わかるよ?」

Fukase「『どこの国のご飯の “匂い” が好きですか?』って話してんじゃないのよ?」

Saori「(笑)」

DJ LOVE「街の “匂い” だね(笑)」

Fukase「街の “匂い” の話してんだよ?(笑)」

DJ LOVE「そうなんだよねぇ。」

Nakajin「飯はいいですよ。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「まぁ海外はね、分かるよね。このなんか。」

Nakajin「うん。」

Fukase「独特のね、感じするよね。」

Saori「ぜんぜん違うね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「でもアメリカとかって空港着くとパンの “匂い”するな、ってすごく思う。

Nakajin「あぁ。そうね。」

Saori「あぁ。たしかにね。」

Nakajin「それこそフランス・パリはすごいパンの “匂い” したな、って。」

Fukase「パンの “匂い” するよね。」

Saori「うん。」

Nakajin「した。」

Fukase「『あ、パンだ。』って思って。」

Nakajin「うん。『パンが主食の街だ。』ってなるよね。」

Fukase「そうだよねぇ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「いや、なんか。フランス行ったときね、みんなでご飯食べたりもしたけどさ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「みんなには言ったじゃん。」

Nakajin「ん?」

Fukase「『あのホテルの近くにある中華料理屋さんは見た目ほどじゃないから入らないほうがいいよ。』って言った(笑)」

Nakajin「そうそう(笑)」

Fukase「俺がちゃんと忠告した(笑)たしかにすげぇ美味そうに見えるけど『そんなことはないかも…。まぁ、人それぞれだけどね…。』って(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「って思ってんだけど。」

Nakajin「うん。」

Fukase「通りかかったらみんなそこで食べてて(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「あのね(笑)ないんだよあの辺(笑)ご飯が(笑)」

DJ LOVE「そうなんだよ(笑)」

Saori「ないんだよね(笑)」

Fukase「あんまり選択肢がなかったよね。」

Nakajin「うん。パン屋は本当にね、凄い多かったね、フランス。」

Fukase「ね、フランスは多かったね。あと “匂い” だと、でも…。どこかなぁ。」

DJ LOVE「なんか結構台湾とかの夜市“匂い” とか結構。」

Saori「あぁ。」

Nakajin「あれいいよね。」

DJ LOVE「色々混ざってる “匂い” ?」

Nakajin「俺も好きだなぁ。香港とかね。」

Saori「うん。」

DJ LOVE「うん。あぁ言う感じも好きだね。」

Saori「台湾は結構なんか。」

DJ LOVE「時折、匂ってくる臭豆腐の…、刺激的な “匂い” と(笑)」

Nakajin「うん。」

Fukase「あぁ。」

Saori「 “匂い” のイメージあるわ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「俺、タイも結構面白い “匂い” するなぁ、って思ったよね。」

DJ LOVE「あ、そうねぇ。」

Nakajin「タイにみんなで行ったときに。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「えぇ〜、 “匂い” はねぇ。 “匂い” はさ、もう1回かがないと思い出せない。」

Nakajin「あぁ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「でもなんか。」

Fukase「ストックしておけなくない? “匂い” って。」

Nakajin「そうだね。」

Saori「まぁめ。思い出せないからね。」

Nakajin「再びかいだときに『あれだ!』ってその瞬間にフラッシュバックするもんじゃん。 “香り” って。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「うん。脳は覚えてる。」

Fukase「触覚とかはなんとなくわかんじゃん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「 “匂い” って想像すらできないじゃん。」

Saori「全くね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「形もないし。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「脳内で再現がすごい難しいね。」

Fukase「海外行ったときに『ひでかずさんが言ってたのはこれかぁ。』って。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「『あったなぁ。』って思って。」

Nakajin「うん。」

Fukase「思うだけだわ。多分これ、きっと。」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「ロサンゼルスとかは空気から違うな、って感じはするけどね。」

Fukase「あ、俺あれだ。あのね。あの “匂い” が好きだわ。あの。」

Nakajin「うん。」

Fukase「スキー場のスキーの板とかウェアを乾かす部屋の “匂い”。」

Nakajin「あぁ。」

DJ LOVE「へぇ〜。」

Saori「なんかさ、灯油の “匂い” じゃないの、あれって。」

Fukase「いや、あれはね、日焼け止めの “匂い” も入ってる気がする。」

Saori「あぁ。」

Nakajin「へぇ〜。」

Fukase「あとかけるワックスの匂いとか。」

Nakajin「うんうんうん。」

Saori「うん。」

Fukase「あと、めちゃくちゃ乾燥している “匂い” なのね。」

Nakajin「うん。」

Saori「わかるわかる。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「超独特の “匂い” するよね。」

Fukase「超独特の “匂い” するよね。俺あそこ大好きなんだよね。」

Nakajin「へぇ〜。」

Fukase「これ多分なんだけどね、スキー嫌いなんだと思うんだよね。」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「あのね(笑)スキー・スノボー嫌いで辛いんだといんだと思う(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

Fukase「高所恐怖症だし、スピード怖い人じゃん。」

Nakajin「まぁね。」

Fukase「怖いんだけどあそこに入った瞬間に、俺の足をギュウギュウにした靴をヒュッっと脱ぐじゃん。」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「なるほどね(笑)開放感半端ないからね(笑)」

Fukase「普通の靴に履き替えたときの。」

Saori「あ、嬉しいんだ(笑)」

Fukase「俺の普段のこの靴ってなんて俺に優しかったんだろう、って言うときの “匂い” なのよね(笑)だから安心。」

Nakajin「それ言うとね(笑)」

Fukase「母体の中にいるような。」

Saori「(笑)」

Fukase「気持ちの “匂い” 何だよね。」

Nakajin「スキー場のご飯屋さんとか休憩所も同じような安心感、俺は感じる。」

Saori「あるある(笑)」

Fukase「まぁね。」

Saori「あのカレーとか食べるところね。」

Nakajin「あそこのカレーとさラーメンの破壊力何なの?(笑)」

Saori「ね(笑)凄いねぇ。」

Nakajin「あのスキー場の。」

Saori「大したこと無いのに。」

DJ LOVE「大したこと無いのに(笑)」

Fukase「大したこと無いって言うな。大したこと無いってみんな思ってるかもしれないから大したこと無いって言うな。」

一同「(笑)」

Fukase「『あれ?ここのカレー、大したこと無い…、なんかこだわってそう。う〜ん…、なるほどねぇ…。』って。」

Nakajin「涙が出そうなくらい美味いときあんだよ(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「そうなんだよ(笑)

Fukase「(笑)」

Nakajin「ねぇ(笑)」

Fukase「でもね。みんなはね、滑るの好きだけど。」

Nakajin「はい。」

Fukase「俺あんまり滑んないでぼーっと雪を見てるのが好き。」

Nakajin「うんうん。」

Fukase「あそこだけ俺、急にインドアになっちゃうんだよね。なんか。」

Nakajin「何でだろうね。」

Saori「たしかにね。」

Nakajin「基本アウトドアな人なのにね。」

Saori「協調性無いんじゃないかな?」

Nakajin「協調性(笑)」

Fukase「あるでしょ!俺!協調性は!」

Nakajin「協調性?(笑)」

Saori「協調性無いんじゃないかな。」

Fukase「怖い。怖いの、普通に。」

Nakajin「う〜ん。リフトとか?」

Saori「うん。」

Fukase「ん?」

Nakajin「リフトは大丈夫?」

Fukase「なんかリフトはまだ大丈夫なの。」

Nakajin「高所恐怖症だと若干怖いやつあるよね。」

Fukase「そう。怖い怖い。落ちるやつとかさ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「あと高所恐怖症の人って自分が落ちるんじゃなくて自分が持ってるものが落ちるのが怖いの。」

Nakajin「あぁ。」

DJ LOVE「あぁー。」

Fukase「だから板だけ1個落ちてたりするの見るとゾゾッっとすんの。」

Saori「へぇ〜。」

Nakajin「たまにあるよね。」

Saori「へぇ〜。なんで?」

Fukase「え、なんでなんだろうね。」

Nakajin「手袋落ちてるとかあるよね。」

Fukase「そう。なんかね、それ想像しただけで怖い。」

Saori「あ、そうなんだ。」

Fukase「携帯とか出せない。たまに携帯とか出してさ『イェーイ!』とかリフトで自撮りするやついるでしょ?」

Nakajin「やっちゃいますよ。」

Saori「うん。」

Fukase「『バカ…!』って。『危ねぇだろうが…!』って思うわけよ(笑)」

一同「(笑)」

Saori「まぁ、恐怖症ってね。そういうなんか。」

Fukase「理屈じゃないの。」

Saori「理屈じゃないよね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「理屈じゃないんだけどね。やっぱそっから開放されたあの、あそこの “匂い ” が俺は1番好きだね。」

Saori「なるほどね。」

Fukase「うん。」

1曲目

Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」

Fukase「Fukaseです。」

Saori「Saoriです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。」

Nakajin「『SEKAI NO OWARI “The House”』。今、The Houseでは7月7日にリリースされる僕らのニューアルバム『scent of memory』にかけて、 “匂い” にまつわる思い出を募集してるんですが、こんなメッセージが届きました。」

福岡県
33歳
男性
ラフレッシブなラフレシアのRaff

SEKAI NO OWARIの皆さん、こんばんは。いつもラジオ楽しみにしています。僕のscent of MY memoryはパンケーキの “匂い” をかぐと必ず『ラフレシア』の曲を思い出す、です。今ではパンケーキを見るなりフレーズを歌い出します。

> ラフレッシブなラフレシアのRaff

Fukase「えっと…。」

DJ LOVE「え?うん。」

Nakajin「(笑)」

> 今では 〜 歌い出します。

2曲目

Nakajin「凄いっすね。」

Fukase「scent of MY memoryに対してか。俺がなんだか『何だ?この話』って思ったら。俺、いないときに始まってる話?これ。」

Nakajin「あ。」

Saori「そうだっけ?」

Nakajin「これは…、話してる気がする。」

Saori「前話さなかった?」

DJ LOVE「募集するときいたよ。」

Saori「募集するときいたよ。」

Fukase「え、俺が最後いたのって 世界の真理 についてだよ。」

DJ LOVE「それの前の週に募集し始めたの。」

Fukase「募集始まってた?」

Nakajin「募集はね、始まってたと思うよ。」

Saori「始めてたね。」

Fukase「なるほどね。」

第56回 家賃を払うか皿洗いくらいはしろ 2021年4月24日

Nakajin「はい。」

Fukase「パンケーキの “匂い” をかぐと『ラフレシア』ね。まぁね。」

Nakajin「すごいっすね(笑)」

Fukase「あの曲ね、本当ね…、やらかしてるよね。」

Nakajin「INSOMNIA TRAINですね。」

Fukase「うん。」

Nakajin「INSOMNIA TRAINのために書き下ろしたということでね。」

Fukase「書き下ろした。INSOMNIA TRAINのためだけの曲だったけど。アルバムになんか捩じ込まれましたけど。」

Saori「(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

Fukase「なんか、あります?そうやって、こう。 “匂い” から楽曲を連想することってあります?」

Nakajin「 “匂い” から楽曲か…。」

Saori「楽曲は…、たしかにね。あんまり無いかもね。」

Nakajin「あるような気もするけど本当 “匂い” ってあれだよね(笑)思い出せないよね(笑)」

Saori「なんかその…。」

Nakajin「ストックできないよね(笑)」

Saori「楽曲の歌詞で連想…、例えばパンケーキがあるからパンケーキを思い出すとか、そういうことじゃなくて割とそのときに起こってたことを一緒に思い出すよね。そのときにパリに行ってたときに聞いてたから、とか。」

Nakajin「うん。」

Saori「パリの “匂い” をこの曲は。」

Nakajin「思い出と紐付いて出てくる。」

Saori「思い出す、とか。」

Fukase「そうだから、俺は秋に文化祭があって。」

Nakajin「うん。」

Fukase「俺、文化祭で高校で彼女ができたんですよ。」

Nakajin「あぁ、あぁ。」

Fukase「その彼女がBUMP OF CHICKENの大ファンで。」

Nakajin「うんうん。」

Fukase「そんときにBUMP OF CHICKENの曲を聞かせてくれたわけ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「で、まぁ。一番オーソドックスに…、まぁ俺が最初に…、オーソドックスに『グングニル』ってのも変かだけど。」

Nakajin「はい(笑)」

Fukase「『グングニル』から入ったりしたんだけど。」

かかってませんが話題に上がったのでどうぞ。

Nakajin「はい。」

Fukase「なんやかんやこう、なんつーか1番聞いてたのは『天体観測』だったりして。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「その時の秋の “匂い” をかぐと。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「あの『天体観測』のイントロのファー↑↑っていうのがすっごい出てくる。」

Saori「あぁ。」

DJ LOVE「うん。」

3曲目

Nakajin「ギターのフィードバックのね。」

Fukase「そうそう。フィードバックが。俺はあれ出てくるなぁ。」

Nakajin「なんか季節とリンクするものは結構あるかもなぁ。」

Fukase「まぁね。なんか、僕らの楽曲でやってみますか、じゃあ。」

Nakajin「やってみようか。」

Fukase「うん。」

Nakajin「なんかそういう企画みたいな(笑)」

Fukase「うん。」

Nakajin「僕らの楽曲から思い出す “匂い” について話していこうと思います。」

Fukase「はい。」

Nakajin「なんかね、もう既にお題があるんですよ。」

Fukase「なるほど。」

Nakajin「なので、曲を挙げていくんですけど。まずは『白昼の夢』ですってよ(笑)」

4曲目

Saori「『白昼の夢』!?」

DJ LOVE「『白昼の夢』ぇ…。」

Nakajin「俺なんかね、やっぱINSOMNIA TRAINで演ったときの映像がすごく思い出されるかな。なんか、良い時間にやってたよね、『白昼の夢』。」

Fukase「あぁ、あれよね。」

Nakajin「なんかFukaseくんのベースで始まったんだよね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「ファズネースで始めました。」

Nakajin「ファズベースと歌、っていうね。」

Fukase「うん。」

Nakajin「なんかあんときちょうど夕方くらいの時間じゃなかったっけ。」

Fukase「ちょうどトワイライトタイムと言うか。」

Nakajin「そうそう。」

Fukase「マジックアワーと言うか。」

DJ LOVE「黄昏時。」

Fukase「黄昏時と言うか。」

Nakajin「その時の映像が凄い思い出されるかなぁ。なんか書き換えられた感じ、ライブによって。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「割と森の “匂い” のイメージなんだ。」

Nakajin「あぁ、そうかも。そうだね。」

Fukase「その、静かな森の “匂い” って言うか。」

Nakajin「うん。」

Fukase「シーンとしてますからね。何万人もいるのに。」

Nakajin「ね。」

Fukase「シーーンとして。森の静かな “匂い” ってあるじゃん。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「静かな森の “匂い” ってあるよね。」

Nakajin「うん。で、なんかベースだし、しかも。静かな感じだね。ギターとかより。」

Fukase「いやぁ、たしかにね。あれはなんか自分たちがやった『白昼の夢』の中では印象的な場所で使ってもらえた。」

Nakajin「うんうん。」

Saori「たしかにね。」

Nakajin「何か結構、意外と森といか土とかの “匂い” とリンクしてる感じが今はする。」

Fukase「うん。」

Nakajin「ちょっと書き換えられた感じがする。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「へぇ〜。私なんか未だにclub EARTHのイメージやっぱ強いけどね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「 “匂い” で言うと何?club ERATH“匂い” 。」

Saori「club EARTH“匂い” はもうわかりやすいよ。」

Fukase「インクだよ。インクが染み付いた “匂い” 。印刷工場の “匂い” だよ。」

Nakajin「あそこはまじで。」

DJ LOVE「後ね、club EARTHのライブやる時の受付になる場所あるじゃん。」

Fukase「うんうん。」

DJ LOVE「あの降りてった階段のところ。」

Fukase「ゲジゲジいるところね。」

DJ LOVE「そう。そこで蚊取り線香とかを焚いてる感じをちょっとね、思い出す。」

Saori「あぁ〜。」

Fukase「それなんか分かるわ。それわかる。」

Nakajin「あの “匂い” はね。散々かいだからね(笑)」

Saori「もう、ね。」

Nakajin「俺たちしかわかんないかもしれないけど(笑)」

DJ LOVE「で、なんか外暗くてそこだけ明かりつけてさ。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「あの明かりで蚊取り線香の “匂い” みたいな(笑)」

Nakajin「あれでしょ?足でスイッチ押すタイプのスタンドライトでしょ?(笑)」

Saori「あぁ(笑)分かる分かる。」

Nakajin「あれ凄い懐かしいね。」

DJ LOVE「あの照明と蚊取り線香の “匂い” かな。」

Saori「20歳前後の感じの “匂い” だね。」

Nakajin「やばいね。この雰囲気ね。思い出しますね。」

Saori「やっぱ『白昼の夢』はそれ、あれなんだよ。」

Fukase「印刷工場…、俺おじいちゃんが写真の現像屋さんだったからさ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「あぁ。」

Fukase「その…、なんて言うの。印刷物の “匂い” って言うの?」

Nakajin「うんうん。」

Fukase「っていうのがすごい好きだったんだよね。」

Nakajin「へぇ〜。」

Fukase「それであそこをclub EARTHにしたぐらい。『あ、おじいちゃんの仕事場とおんなじ “匂い” する。』って凄ぇ思ったんだよ。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「そうなんだ。」

Nakajin「へぇ〜。」

Saori「私結構初めてかいだときびっくりしちゃった。」

Nakajin「ね。俺もなんかかいだことない “匂い” で。」

Fukase「なんていう “匂い” なの?多分あそこの暗い部屋があったじゃん。赤いライトしかない部屋。写真現像する部屋?」

Saori「暗室?」

Nakajin「あぁ。」

Fukase「暗室?」

Nakajin「暗室…。」

Fukase「暗室もだって区画あったもんね。ぶっ壊したけど。」

Saori「奥にね。」

Nakajin「…あぁ!はいはい(笑)あったね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「いちゃぁ、暗室の感じのやっぱ印刷の。俺なんか赤い暗いライトだけつけてさ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「誰か来るかなぁ、って思って包丁のおもちゃみたいなの持ってずっとお面かぶって待ってたことあるのに誰も来なかったんだよね。」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「それ1番怖いじゃん(笑)」

Nakajin「待ってるほうが怖くなるやつ(笑)」

Saori「自分がだんだん怖くなっていく。」

Fukase「違う違う。待ってたら怖くて。あそこさ、急に掃除機がついたりするじゃん(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「電気ついたりね。」

Nakajin「あの部屋ね、」

Saori「あるある。」

Fukase「慌てて帰ったよね(笑)慌てて帰った(笑)2時くらいに(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「懐かしい。」

Nakajin「あんまり1人でいたくない場所なんだよね。」

Fukase「ちょっとね、怖かったですよ。最初は。じゃあ続いて。」

Nakajin「いきましょう。続いては『ANTI-HERO』。」

5曲目

Fukase「俺なんかあるかな。『ANTI-HERO』あります?」

DJ LOVE「 “匂い” かぁ。」

Saori「『ANTI-HERO』ってなんかFukaseくんが骨折してた辺り?」

Fukase「え…!?」

Saori「違う?」

Nakajin「骨折…。」

Fukase「いつもしてるよ?」

Nakajin「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「いつもしてるよ(笑)」

Saori「PVのときに骨折してないから違うか。」

Fukase「PVのとき骨折したのは『RPG』だもん。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「確かに。」

Fukase「全然よ。」

Saori「『ANTI-HERO』は…なんかkzくんの結婚式に行った後に書いてたよね。」

Fukase「…?…えぇえ!?そんな細かい…?」

DJ LOVE「そうだっけ〜?」

Fukase「…あぁ!そうだ!kzくんの結婚式で初めてSaoriちゃんの旦那さんの(池田)大くんを見たときに、なんとなくすげぇムカつく目をされた感じがして(笑)」

一同「(笑)」

Fukase「そいつをめちゃくちゃディスるつもりで書いたんだ(笑)」

Nakajin「あぁ(笑)」

Fukase「Saoriちゃんの旦那。まぁ俺たちのPV監督の(池田)大くんですよ。くんをディスるつもりで書いた。」

Saori「(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

Fukase「のが『ANTI-HERO』。」

Saori「(笑)」

Fukase「やばいよね(笑)」

Saori「今更(笑)」

Fukase「でもね、今更ね。」

Nakajin「うん(笑)」

Fukase「今更なんだけど(笑)そう(笑)会って、俺なんか眠れなくなって(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「なんか、うちのメンバーが…Saoriちゃんのことだけど。うちのメンバーをお前、中途半端に弄んでんじゃぇぞ、って。」

Saori「(笑)」

Fukase「オヤジの気持ちなわけよ(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「こっちは(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「でもね、なんかよくよく聞くと多分人違いなんだよ。」

一同「(笑)」

DJ LOVE「違う人になんかそういう目をされた、と思ってた(笑)」

Fukase「うん(笑)そういう目をされた(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「敵意を剥き出しにされた気がしたんだけど、多分そいつは全然関係ないやつで多分俺に敵意が会ったんだよ(笑)」

一同「(笑)」

Nakajin「濡れ衣ですねぇ(笑)」

Saori「夫はいたんだけどね(笑)」

Fukase「わかんなかったらしいんですけどね(笑)ちょっとね(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「くん見たときに『あれ?俺の見たやつと違うやつだ!』って(笑)」

一同「(笑)」

Nakajin「人違い(笑)」

Fukase「いやぁ、面白いですけどね(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「だから『ANTI-HERO』ってThe Dinnerの印象が強すぎて。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「肉の “匂い” なんßじゃないかな。」

Nakajin「あぁ。」

Saori「そうだね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「肉焼く?普通。あれ本当にスタッフが美味しくいただくからね。」

Nakajin「ね。」

DJ LOVE「そうなんだよ。」

Fukase「美味しいんだから。」

Saori「食べたね。」

DJ LOVE「美味しいんだよねぇ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「やっぱこう、そんなに高くなくていじゃん。シャトーブリアンじゃなくていじゃん、って話してたじゃん。」

DJ LOVE「全然いいね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「だから赤身だよね。俺赤身好きなわけ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「赤身だったね。」

Saori「うん。」

Fukase「赤身好きだからね、俺本番終わった後いっつも食べてたもんなぁ。」

DJ LOVE「美味しかったよなぁ。」

Nakajin「美味しかった。」

Fukase「じゃあ次行きますか?」

Nakajin「次。」

Fukase「次は?」

Nakajin「『silent』。」

6曲目

Fukase「『silent』?」

Saori「『silent』はなんか夏なんだよね。」

Nakajin「ね。」

Saori「思い出すの。」

Nakajin「最新シングルですね。」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「作ってた時期が夏だったからさ。」

Nakajin「夏だね。」

Fukase「いや、なんかさ。なんか今年の冬楽しみにしてる。」

Saori「うん。」

Fukase「今年の冬に体が『silent』をちゃんとクリスマスソングと認識してくれる気がする。」

Nakajin「あぁ、たしかにね。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「だいぶ自分から離れたときにやっとね。」

Saori「うん。」

Nakajin「冬ソングとして自立というか(笑)」

Fukase「クリスマスソングってやっぱ、ちょっとどこか懐かしくないとダメだね。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「うん。」

Nakajin「うんうん。1年。」

Saori「時間が経ったほうが良いね。」

Fukase「時間が。俺今年のクリスマス、ちょっと楽しみにしてるよ。『silent』を。」

Saori「うん。」

Nakajin「確かに。街でかかったりするね。」

Fukase「そうなの。だから “匂い” は完全に真夏。」

Saori「今の所(笑)」

Fukase「真夏の “匂い” だね。」

Nakajin「コレはまじ夏だね。」

Saori「真夏の二子玉川だね。」

第28回 『silent』のタイトル、さっき決めました! 2020年10月11日

Fukase「真夏の二子玉川も行ったし、俺は大井町?」

Nakajin「大井町…。」

Fukase「俺たちの高校があったところ?」

DJ LOVE「大井町の方。」

Fukase「大井町の高校のところの方にショッピングセンターみたいなのができたと。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「俺が(高校に)行ってたときはなかったからさ。」

DJ LOVE「途中でイオンができたかな。」

Fukase「そうそう。イオン。ショッピングセンターっていうかイオンか。そこを思い出す。女子高生見ながら書いたもん。」

Saori「(笑)」

Nakajin「まぁ『silent』をね。」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「そう。」

Nakajin「割と若い女性が主役のドラマなのでね。」

Fukase「あまり見過ぎたら捕まるかなぁ、って思いながら。ただずっと俺が書いてるときに隣でめっちゃ面接してたの(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「面接?(笑)なんの?」

DJ LOVE「気になるやつ〜(笑)」

Fukase「絶対…(笑)割と結構しっかりとした企業の面接。」

Nakajin「あ、会社の。」

Fukase「会社の面接してて(笑)」

Nakajin「へぇ〜(笑)」

Fukase「もうすっごい緊張、ガチガチなの。そっちばっかり気になっちゃって(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「全然歌詞書いてなかったけどね(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「ほとんど(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「面白いよ、面接とか。たまにそういうの。」

DJ LOVE「気になるねぇ。」

Nakajin「すごいね。」

Fukase「俺結構、2〜3回あるんだよね。」

Nakajin「俺もね、あるっちゃある。」

Fukase「ある?」

Nakajin「面接、たまにあるよね。」

Fukase「コレ面接だなぁ、って思う。そう、たまにカフェで面接してる人いるじゃん。」

Nakajin「大体はそのお店の店員になるとか。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「あ、そうか。」

Saori「そういうことか。」

Fukase「でもそういう感じじゃなかった。」

Nakajin「そういう感じじゃないんだ。」

Fukase「うん。」

Nakajin「へぇ〜。」

Fukase「カフェの感じじゃなかった。結構企業…。」

Nakajin「厳しいところ。」

Fukase「今までの職歴聞かれてたり。」

DJ LOVE「う〜ん。」

Fukase「持ってる技術みたいなの聞かれてたり。」

Nakajin「資格。」

DJ LOVE「資格か。」

Fukase「あ、そうそうそうそう。バイトじゃない感じだったな。」

Nakajin「なんだろう。」

DJ LOVE「『SEKAI NO OWARI “The House”』ではみなさんからメッセージを募集しています。番組への感想、質問、僕らに選曲してほしい選曲テーマなどどんなことでも大丈夫です。scent of MY memoryもこちらから。アドレスは http://www.tfm.co.jp/house 。

Nakajin「では、また来週土曜日の夜10時半にお会いしましょう。ここまでのお相手はSEKAI NO OWARI、Nakajinと、」

Fukase「Fukaseと、」

Saori「Saoriと、」

DJ LOVE「DJ LOVEでした。」

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