第27回 この時期に聞きたい切ない曲 2020年10月4日

Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」

Fukase「Fukaseです。」

Saori「Saoriです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。」

Nakajin「都内某所にあるセカオワハウスから全国38局をネットしてお届けしている『SEKAI NO OWARI “The House”』。早速メッセージを1通ご紹介します。」

神奈川県
19歳
女性
アビ

この前、同じセカオワ好きの友達とドライブをしていたのですが、その中でセカオワ史上最も切ない曲は『不死鳥』か『YOKOHAMA blues』か、で言い争いになりました。
結果、どちらも名曲ということで何とか丸く収めたものの危うく友情が終わるかと思いました。
セカオワの皆さんは、どちらがより切ないと思いますか?

Fukase「うーーーーん。」

Saori「えぇ!?なんかもっと切ない曲なかったっけ?」

Nakajin「ね!」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「いや、いいんだよ。」

Saori「逆に。」

Fukase「いいの。」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「え?」

Fukase「『どちら?』って言われてんだから。」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「あぁ(笑)そんな余計なことは、と(笑)」

Fukase「そんなの言ったらこんな話にも出してもらえない『白昼の夢』が一番切ないに決まってんじゃん!」

一同「(爆笑)」

Fukase「そういう議題にも上がらないの。上がった試しがないんだよ。」

Saori「『白昼の夢』ね(笑)」

Fukase「今『白昼の夢』はね、ネタ曲としてね(笑)」

Nakajin「独自の地位を(笑)」

Fukase「いや、まぁ。俺がね(笑)独自のあれでね(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「『 “白昼の夢” も好きだよ。』って無理矢理、言われる。義理チョコをもらい続けてるやつみたいな感じでね。」

Nakajin「独自のポジションを確立しつつあるからね(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「『白昼の夢』は(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「あのぉ、まぁどうなんすかね。」

Nakajin「どちらがより切ない…?

DJ LOVE「うーーーん。」

Fukase「まぁでも、どっちもってなったんでしょ、とりあえず。」

Saori「まぁね、それでいいですよ。」

Fukase「うん、まぁ。」

Saori「なんかさ、曲にさ『どっちが?』っていうのあんまり言いたくないよね、メンバー的には。」

Fukase「いや、俺ぜんぜん言うよ?」

Saori「え。」

Fukase「言っちゃう。言っていっちゃう系。」

Nakajin「まぁ。」

Saori「どっちですか?」

Fukase「どっちが切ないか?」

Saori「うん。」

Fukase「『YOKOHAMA blues』。」

Saori「そう…?」

Fukase「いや、『不死鳥』は俺と違いすぎる。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「まぁ、なんか物語だよね。」

Fukase「そう、俺のプライベートの自分に近いのが『YOKOHAMA blues』だからだと思う。」

Saori「うん。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「でも俺も全然『YOKOHAMA blues』かなぁ。」

Fukase「なんか男視点なダケロ。」

Saori「ダケロ(笑)」

Fukase「(笑)」

Nakajin「うん。そうかもね。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「動揺が(笑)」

Nakajin「その違いだけかもしれないね。」

Fukase「うん、そこだけだと思う。」

Saori「でも、切ないで言ったら。」

Fukase「あ、あと『不死鳥』キーが高くて歌ってると苦しいから切ない気持ちに全くならない(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「『辛い!苦しい!』って(笑)」

Nakajin「歌ってると(笑)」

Fukase「うん。」

Saori「でもなんか例えば『眠り姫』とか。例えば『MAGIC』とかさ。」

Fukase「うんうんうん。」

Saori「切ないじゃないですか。」

Fukase「まぁね。」

Saori「なんかこの2曲よりもっと後ろから出てくると思った。」

DJ LOVE「『俺も俺も!!』って(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「『…俺を、忘れていませんか。』。」

一同「(笑)」

Fukase「なんか渋い(笑)誰だろう(笑)わかんない(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「誰だろう(笑)」

Fukase「まぁね。アリだと思いますよ。『悲しい〜、悲しい〜。』みたいなやつ、なんか無かったっけ?」

Saori「いや切ないでいったら『umbrella』だって結構切ないと思うよ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「あぁ。まぁね。」

Fukase「うん。『umbrella』ね。」

Saori「うん。」

Fukase「いやぁ、やっぱり。」

Saori「なんか実ってない感じするしね。」

Fukase「うーん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「本当に物語を書くように書いてるから。自分と別におんなじ意見なわけじゃないわけですよ。」

Saori「まぁ、歌詞はね。それはそうですよ。」

Fukase「だから自分の頭の中にキャラクターを完全に作って、そこからその曲に落とし込んでいくから。」

Saori「うん。」

Fukase「ぶつかるとき、ありますよ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「なんか、俺と曲の中の主人公が。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「『いやいや、そこを一歩踏み出さないからお前はそんなに悲しいんだ!』って(笑)」

一同「(笑)」

Saori「その曲のね、主人公(笑)」

Fukase「そうそう(笑)」

Nakajin「自分なんだけど(笑)」

Fukase「そうそう(笑)」

Nakajin「自分じゃない、っていうね(笑)」

Fukase「うん。っていう対話をね。対話のようなものもありつつですけど。」

Saori「うん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「でも切ない曲って良いですよね。俺大好きなんですよ。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「他人の切ない曲を聞くのが。」

Saori「うん。」

Nakajin「はい。」

Fukase「なんかSaoriちゃんはさ、それを言うとさ不審な目でさ『そんなこと思ってないくせに、なんであんたは失恋ソングばっかり聞いたりするの。』って言うでしょ。」

Saori「うん。」

Fukase「じゃあよ。みんなは映画を自分と置き換得られるものしか見ないのか、ってことですよ。」

Saori「まぁ、別に犯罪映画だって見るしね。」

Fukase「そしたら『ダーク・ナイト』見れないだろ。」

DJ LOVE「そうだね(笑)」

Saori「まぁね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「爆発したことないだろ。」

Nakajin「うん。」

Fukase「色んなものを(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

DJ LOVE「爆発させたいと思ってもいないからね(笑)」

Fukase「そうだよ(笑)」

Nakajin「そういう世界に入れる。」

Saori「うん。」

Fukase「だから、聞いてるときだけ『わかる!』っていうそこに連れてってくれる。」

Saori「あんま、失恋したことない人が『失恋ってなんかキュンとしてなんか面白い!』って言ってるとなんかちょっとイラっとするんだよね(笑)」

Fukase「いや。失恋したこと無くないわ!別に。」

DJ LOVE「(爆笑)」

Saori「いや、まぁ、あるかもしれないんですけど(笑)」

Fukase「うん。」

Saori「なんか。」

Fukase「そういう印象がないね。」

Saori「うん、あんまり印象が。」

Fukase「なんか失恋とかで悲しむ印象がないんでしょ?」

Saori「そう、なんかNakajinとかLOVEさんは明らかに『あぁ。あのとき失恋してな。』っていうのが(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「なんかそれはそれで失礼(笑)」

Saori「(笑)」

Nakajin「それはそれで失礼ですよ(笑)」

Fukase「いや、でもねぇ。」

DJ LOVE「そんなヘコんでないしッ!」

Nakajin「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Saori「いやぁ、なんか(笑)」

Fukase「ウソつけ!お前なんか(笑)お前途中で車停めて(笑)

DJ LOVE「(爆笑)」

Fukase「車降りたからね!(笑)

一同「(爆笑)」

Fukase「忘れもしないよ(笑)」

Nakajin「いやぁ(笑)」

Fukase「目的地に着く300mくらいで『Nakajinごめん。車、運転変わってもらっていい?』って(笑)

Nakajin「あったよ〜(笑)」

DJ LOVE「『ちょっと、歩いてくるわ…。』って(笑)

Saori「(爆笑)」

Nakajin「めっちゃあったわ(笑)」

Fukase「おかしいだろ(笑)」

DJ LOVE「(爆笑)」

Fukase「もう着くのにさ(笑)」

Nakajin「すぐなのに(笑)」

Fukase「忘れもしないよ、本当(笑)」

Nakajin「あったわぁ(笑)」

Fukase「文句言えないよ、それに関しては(笑)」

Saori「(笑)」

Nakajin「うん(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「俺はね、失恋は割とポジティブにだから。」

Saori「そうそう。そういう感じじゃないんじゃん。」

Fukase「そう。『あ、新しい世界。』って思う。」

Saori「そうなんか、それを始まりと捉えてる感じじゃない。」

Fukase「まぁ。本当に。」

Nakajin「流石ですよ。」

Fukase「SEKAI NO OWARIというバンドを始めるだけありますね(笑)」

Nakajin「名前を(笑)」

Fukase「もう、ポジティブ野郎なんでね。」

1曲目

Nakajin「SEKAI NO OWARI、Nakajinです。」

Fukase「Fukaseです。」

Saori「Saoriです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。」

Nakajin「セカオワハウスからお届けしている『SEKAI NO OWARI “The House”』。今日は久々に僕らの選曲をお届けします!えぇ、メッセージをLOVEさん紹介して下さい。」

香川県
28歳
女性
こはく

急にスカートを揺らす風が秋でびっくりします。
この季節、少し切ない音楽を聞きながらお散歩するのが好きなのですが、セカオワの皆さんがこの時期に聞きたくなる切なソングを教えていただきたくメールしました。
よろしくお願いします。

Nakajin「はい。」

Saori「詩的な。」

Fukase「詩的だねぇ(笑)」

Nakajin「1行目びっくりしちゃったよ(笑)」

Saori「うんうんうん(笑)」

DJ LOVE「入り方がね。」

Fukase「俺も思った。『素敵だな。』って。」

Saori「スカートを揺らす風が秋。」

Fukase「ちょとね、なんかひしひしとね、 “The House” が好きだなと。」

Saori「ね!」

Nakajin「(笑)」

Saori「なんかね!」

Fukase「なんかこう。」

Nakajin「こういう空気感がね。」

Fukase「うん。」

Saori「品が良いよね。」

Fukase「品が良い。」

Nakajin「品が良いっすね(笑)」

Fukase「なんか、大人だね(笑)」

Nakajin「あぁ。」

Fukase「じゃあ。」

Nakajin「つーわけででですね、切なソング。メロディーや歌詞、切ないやつありますかね。Fukaseくんの好きな。いや、でもみんな好きだと思いますよ。」

Saori「うん。」

Fukase「うん。」

Nakajin「というわけでね、今日はメンバーそれぞれの切なソング、選曲していこうかな、と思います。」

Saori「はい。」

Fukase「はい。」

Nakajin「誰からいきますか!??」

DJ LOVE「じゃあ僕からいきましょうかね!」

Nakajin「あ、どうぞどうぞ。」

Fukase「はい。」

DJ LOVE「僕、DJ LOVEが選ぶ切なソングはくるりの『男の子と女の子』です。」

2曲目

Fukase「好きだよね。」

DJ LOVE「これ好きなんですよ。」

Fukase「ずっと言ってるね。」

DJ LOVE「こう、まぁ作詞作曲は岸田さんなんですけど。」

Fukase「うんうん。」

DJ LOVE「もうタイトル『男の子と女の子』なんですけど、基本男の子側からの視点なんですよね。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「で、なんかこう『女の子ってよくわかんない!』っていう風な感じで曲が進んでいくんですけど。」

Nakajin「うん。」

DJ LOVE「最終的には女の子にこうして欲しい、みたいな感じの。なんか男の願望というか。」

Nakajin「うんうん。」

DJ LOVE「そういうのがあって。なんかこうフラれたりとかしたときに聞いたりするとすっげぇ刺さる感じの曲となってます。」

Nakajin「たまにギターを担ぐと、たまに弾いてない?」

DJ LOVE「『男の子と女の子』だったっけ?」

Nakajin「あ、違うっけ?」

DJ LOVE「違うかもしれない。」

Saori「最近あまりに見てなくて。」

Nakajin「あんまり見てないから(笑)」

Saori「もう数年見てないので(笑)」

Nakajin「そうね。」

Saori「思い出せないですけど。」

Nakajin「LOVEさんたまにギター持つとくるりの曲を弾いてることあるよね。」

DJ LOVE「あぁ。なんか『東京』とか。」

話題に上がったので。

Nakajin「『東京』とかか。」

DJ LOVE「うん。なんか結構ね、くるりさんは切ない系がね。」

Nakajin「いいよね。刺さります。」

Saori「結構ね。10代、20代で聞いてたのもあってなんかすごい思い出深い曲あるよね。」

Nakajin「あるねぇ〜。」

DJ LOVE「だから結構。」

Fukase「あれですよね。『赤い電車』ですよね。」

DJ LOVE「『赤い電車』でかかったよね。」

Nakajin「『赤い電車』あったね。」

Fukase「地元なんでね。」

Nakajin「乗ってたからね。」

Fukase「ファソラシドレミファソ〜♪を」

Saori「京急のね。」

Fukase「あれがすごいでかくて。『ココに入んのか!』って。」

DJ LOVE「『すげぇ!』って(笑)」

3曲目

Fukase「あれなんであの電車だけ鳴るの?」

DJ LOVE「なんかそういう風に。」

Saori「わざとやってあるんだよね?」

DJ LOVE「やってあるんだよ。」

Fukase「多分わざとだと思うけど。」

Saori「そんなうまいこといかないよね。たまたま。」

Fukase「たまたまはいかないんじゃない?」

Saori「そうだよね。」

Fukase「俺たちはね、あれに乗って通学してたから。」

DJ LOVE「してた。」

Nakajin「まぁ、そうだね。」

Saori「うん。」

DJ LOVE「もういっつも聞いてたもん。ファソラシドレミファソ〜♪を。」

Fukase「そう。その『赤い電車』を聞いた後にその音が聞こえると『うわ!』って思った。」

Nakajin「(笑)」

Fukase「その時まではなんにもならなくて。なんとも思ってなかったから。」

DJ LOVE「ファソラシドレミファソだと思ってたよね(笑)」

Nakajin「もっと早いんだけどね。」

Fukase「うん。」

Nakajin「トゥルルルルルルルル⤴⤴って感じ(笑)」

DJ LOVE「ね(笑)」

Fukase「いやぁ、すごい僕好きでしたね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「じゃあ次誰がいきますか?」

Saori「はい、じゃあ私。」

Nakajin「あ、お願いします。」

Saori「私はアストル・ピアソラ作曲『リベルタンゴ』。」

4曲目

Fukase「シュー。」

Nakajin「シュー。」

Fukase「気取るよね。」

Saori「いや、ピアノ曲。」

Fukase「『ウイスキーを飲むやつは気取るなぁ。』と思ってしまうよ。」

Saori「(笑)」

Fukase「申し訳ないけど(笑)」

Saori「(笑)」

Nakajin「アーティストですねぇ(笑)」

Saori「でもこの曲は結構Fukaseくんも一緒に聞きましたよ。高校生の時。」

Fukase「えぇ?そんなのあります?」

Saori「あの『Fuga 9』とか入ってる。」

話題に上がったので。

Fukase「あ、あぁ。あぁ、はい。」

Saori「入ってるCDですね。」

Fukase「はいはいはい。それの?」

Saori「それの1曲目の。」

Fukase「あぁあ。」

Saori「テェーテレテレテンテテン♪の。」

Fukase「テェーテレテレテンテテン♪ テテテテテテテ♪ってやつか。」

Saori「そうそう(笑)」

Nakajin「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「わかるわ(笑)」

Saori「そうそうそう(笑)」

Fukase「あ、あのね。かっこいい。」

Saori「かっこいいよね(笑)」

Nakajin「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「かっこいいんですよ(笑)」

Saori「私の高校生の時に習ってた先生が黒田亜樹先生っていう先生で。その黒田亜樹先生がCDを出したの。」

Nakajin「はい。」

Saori「で、そのCDをくださって。聞いてみたらめちゃくちゃかっこよくて。『何だこれは!』ってなって。」

Nakajin「うんうん。」

Saori「そんで、高校生の時Fukaseくんに『すごいかっこいいんだよ。』って言って。」

Fukase「うん。」

Saori「なんかMDかなんかにしてね。」

Fukase「そうそうそう。」

Saori「当時MDだったけど、あげて。Fukaseくん結構聞いてたよね。」

Fukase「結構聞いた。」

Saori「うん。」

Fukase「『Fuga 9』が1番聞いたかな。」

Saori「『Fuga 9』ね。」

Fukase「うん。」

Saori「かっこいいんですよ。」

Fukase「なんかね。そんなね、今まで現代クラシックって『どっちなんだろう。』ってなる言葉だけど(笑)

DJ LOVE「(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「一瞬俺も迷うんだけど(笑)まぁ、なんか聞いて高尚な気持ちになってたよ(笑)」

Saori「(笑)」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「うん。」

Saori「もともと原曲はアコーディオンみたいな、バンドネオンみたいな。」

Nakajin「うんうんうん。」

Saori「アレンジがあって。」

Nakajin「まぁ “タンゴ” って付いてるくらいだから。」

Saori「うん、有名だけど。」

Nakajin「アルゼンチン🇦🇷的な。」

Saori「そう、まぁ亜樹先生は私は『アキさん』って呼ばしてもらってるんだけど。アキさんはピアノでアレンジされたやつを弾いてて。」

Nakajin「うん。」

Saori「なんか今までずぅ〜っとクラシックをやってきて。」

Nakajin「うん。」

Saori「で、それで高校生の時に『リベルタンゴ』を聞いて『あ、こういう音楽もあるんだ。ピアノってこういう事できるんだ。』って思って、結構感動して音楽がわぁーっと好きになったきっかけの曲だから。今でも聞くとギュッと切なくなるんだよね。」

黒田亜樹先生のリベルタンゴもどうぞ。
2人の対談記事があったのでリンクしておきます。

Fukase「んじゃあ、Nakajinお願いします。」

Nakajin「あ、じゃあ僕が。」

Fukase「はい。」

Nakajin「僕、Nakajinが選ぶ切なソングはゆずさんの『心の音』。」

5曲目

Fukase「おぉ!おぉぉ!おおぉぉ!」

Nakajin「どうしたのけぞって(笑)」

一同「(笑)」

Fukase「いや、Nakajin好きだって言ってるなぁ、と思って。」

Nakajin「いやぁ、めちゃめちゃ。ゆずさんの曲って僕の中学生のときの本当に青春で。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「で、そんなかでもめちゃくちゃ傷ついたとか、めっちゃなんか今日嫌なことあった、ってときに『心の音』が1番自分の胸にぐっと来た曲だったんですよ。」

Fukase「うん。」

Nakajin「『ゆず一家』ってアルバムに入ってるんですけど。」

Saori「うん。」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「なんかそれを近くの公園とか行って。多摩川台公園とか行って。」

Fukase「地元(笑)」

Saori「地元だね(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「せせらぎ公園のとなりですね(笑)」

Nakajin「そうなんです(笑)とか行ってジャングルジムの上とかで泣いたりしてましたよ。

Fukase「やば(笑)」

Saori「(笑)」

Fukase「ヤバい画だよ(笑)」

Nakajin「ヤバいでしょ(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「ジャングルジムの上、登るときはそれはちょっと絵面意識してるから(笑)

一同「(笑)」

Saori「カメラ回ってるよね(笑)」

Fukase「カメラ回ってるよ(笑)」

Nakajin「第三者を意識してる(笑)」

Fukase「うん(笑)第三者を意識してる(笑)」

Saori「撮られてる(笑)」

Nakajin「でもなんか、第三者を意識したくなるときってないですか。」

DJ LOVE「(笑)」

Nakajin「『神様、見てる?神様。』みたいな(笑)」

Saori「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「第三者意識したくなるとき?」

Nakajin「ないですか?」

Fukase「うーん(笑)」

Saori「いや、まぁまぁ(笑)わからなくもないけど、ちょっとジャングルジムでポツンまではやんないかな(笑)」

Nakajin「あぁ、そう?(笑)」

DJ LOVE「うーん(笑)」

Fukase「あぁ、何かどうだろうね。」

Nakajin「浸ってましたよ。」

Fukase「あるかもね。マリリン・マンソンとか聞くと悪い顔にはなる(笑)」

一同「(笑)」

DJ LOVE「外でね(笑)歩きながら(笑)」

Fukase「うん、悪い顔にはなる(笑)」

Nakajin「いや、なんかね。最近聞いたんですよ。最近作ってる曲に “心の音” ってフレーズがあったじゃないですか(※1)。」

※1
silent』の1番のサビ前にあります。

Fukase「あった。」

Nakajin「Fukaseくんの歌詞だけど。」

Saori「あったね。」

Nakajin「なんかそれで、ふと思い出して聞いてみたんですよ。」

Saori「それで思い出したんだ。」

Nakajin「そう。『 “心の音” って言ったら、あれ!?』って。」

Fukase「なるほど。」

Nakajin「僕はね。今聞いてもすげぇとんでもない名曲だなって思うし、自分のあの頃の思い出が蘇るし。すごい好きな曲。『もうこれは一生好きなやつだな。』ってその時確信しました。10代で聞いて今も好きって『これもう一生好きだなって。』」

Saori「うん。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「ちょっと曲にすれば、10年ごとに(笑)」

一同「(笑)」

Fukase「Nakajinが50歳、60歳になって(笑)」

Nakajin「『どう?』って?(笑)」

DJ LOVE「『どう?切ない?』(笑)」

一同「(笑)」

Nakajin「『切ない?』(笑)」

Fukase「確認しますよ(笑)きっとね、そういうのってずっと続くんでしょうね。」

Nakajin「ずっと続くんでしょうね。」

Fukase「そうだと思いますよ。」

Nakajin「思いますね。」

Fukase「はい。」

Nakajin「はい。」

Fukase「じゃあ、俺、Fukaseが選ぶ切なソングは平井堅さんで『even if』。」

7曲目

Saori「これねぇ。」

Nakajin「いい曲です!」

Fukase「いやぁ、もうね。」

Nakajin「これもなんか。」

Fukase「これね、切ないで言うともう切ないの代表曲ですよ。」

Nakajin「これもうやばいっすね。」

Fukase「僕はもう完全に。」

Nakajin「はい。」

Fukase「もうそのバーの場所まで俺の頭の中にある。」

Nakajin「あぁ、へぇ〜!」

Fukase「あるんですよ。」

Saori「うん。」

Fukase「高円寺なのね。俺の中では。」

Nakajin「あ、そうなんですか(笑)あんまり馴染みのない(笑)」

Fukase「高円寺で俺の行っことのあるバー。バーじゃないんだけどキャンドルが揺れている。」

Nakajin「うん。」

Fukase「なんかその時はチョークで落書きができるの、机に。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「そういうバーがあって。」

Nakajin「へぇ〜。」

Fukase「そこで再生したら。PVがね、俺用のができてるくらい。」

Saori「(笑)」

Fukase「完璧に。」

Nakajin「うんうん。」

Fukase「完璧に聞き込んだ。」

Nakajin「あぁ。」

Fukase「いやぁ。『作りたいこういう曲。って思うくらい。」

Saori「うん。」

Nakajin「めっちゃ良いです。」

Fukase「こういう事を言うとSaoriちゃんは『そんな気持ちわからないくせに。』みたいな顔で見るでしょ。」

Saori「(笑)」

Fukase「わからないよ、わからないけど。だってもっと『攻め込んじゃえばいいじゃない!』って思っちゃうけど。」

Saori「もうちょっとね、アグレッシブなタイプですよね、Fukaseくんは。」

Fukase「まぁまぁまぁまぁ。そうっすね。肉食に1歩及ばす、くらいの。」

Saori「うん。」

Fukase「うん。」

Fukase「まぁ、草食系の部類の。まぁ、つねづね言ってるけどLOVEさんとNakajinは “草食系” と言うより “草” だと思ってるから、僕は。」

Nakajin「草食動物に食べられる。」

Fukase「そう、食べられる。」

Saori「(笑)」

Fukase「食べられる(笑)あの、ゆっくりハムハムされる(笑)」

一同「(笑)」

Fukase「草食系女子にハムハムされる男子だから(笑)そういうのも総じて俺が肉食に見えるけどそうじゃない(笑)」

Saori「まぁ確かに(笑)」

Nakajin「相対的に見るとね(笑)」

Fukase「そういうことなんでね(笑)わかりますよ僕も。でもすごいなんか、いいんだよなぁ。」

Nakajin「めっちゃ良いですよ。」

Saori「なんかカラオケで歌ってるイメージある。」

Nakajin「あぁ!」

DJ LOVE「うん。」

Nakajin「よく歌ってましたよね。」

Saori「NakajinとFukaseくんとさ3人でカラオケ行くと。」

Nakajin「うん。」

Saori「もうね、2人が大体決まってて。何曲かこれ歌うってのが。」

Nakajin「あるね。」

Saori「『even if』は絶対歌うよね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「歌う。」

Nakajin「平井堅さんも結構歌わせてもらってましたね。」

Fukase「いやぁ、本当に。大好きです。」

Nakajin「『even if』って聞いた瞬間からゾクっって来ちゃうくらい好きですね。」

Fukase「『思いがかさなるその前に・・・』。」

Nakajin「ゔーーーん!とかね。」

7曲目

Fukase「あれはもうなんて言うの。」

Nakajin「うん。」

Fukase「何て言うの。『なんてすごい歌詞なんだろう。』って思ったよね。」

Saori「うん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「『なんて良いこと言うんだろう。』って。」

Fukase「(笑)」

Nakajin「(笑)」

Fukase「俺だって送ったこととかありますもん、他人に。」

Nakajin「おぉ。」

Fukase「なんかこの曲、『こういう風に思っている。』みたいな感じで。」

Nakajin「心境ソング。」

Fukase「まぁまぁ、みたいな感じで。その10代、20代前半くらいの頃に。『なんて愛に溢れた曲なんだろう。』って思って。」

Nakajin「うん。」

Fukase「『これ聞いてよ。』ってすごい言ってたこと思い出しました。いいっすわぁ。いいね!秋って切ないソング合うよね。」

Nakajin「合うね!」

Fukase「合う合う!すごい合う!なんだろね、何が。金木犀等々もそうさせるよね。」

Nakajin「うん。」

Saori「匂いがね。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「季節のね。なんか暑すぎると『あちー。』ってなっちゃうし。寒すぎても『さみー。』ってなっちゃうから。」

Nakajin「ね、なんか暑さも落ち着いてきたこのくらいが。」

Saori「丁度いいんじゃない。」

Fukase「四季がある国に生まれて本当良かったな、と最近本当つねづね思う。」

Saori「あぁ。四季はね、楽しいよね。」

Nakajin「うん。」

Fukase「なんかその、常夏の地域にもライブしに行くじゃないですか。」

Saori「うん。」

Nakajin「うん。」

Fukase「現地の人と話してるときに『常夏はこの写真がいつの写真だったのか全然わからない。』って言ってて(笑)」

Nakajin「(笑)」

Saori「言ってたね。」

Fukase「『ずぅ〜っと半袖なんだ。』って言ってて。」

Nakajin「たしかにね。」

Saori「『記憶が曖昧になるよ。』って。」

Fukase「『記憶が曖昧になるよ。』って言ってて『えぇ!??』って。」

Saori「面白い、って思ったけど。」

Fukase「面白いし、現地に住んでる人しか感じない感覚だろうから。」

Saori「うん。」

Fukase「たしかに言われてみりゃ『今年が、夏が終わっちゃうね。』とかそういう感覚が全然無いわけでしょ。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「すっと夏なわけなんでしょ?」

Nakajin「たしかに。」

Saori「うん。」

Nakajin「始まりと終わりがない感じっていうかね。」

Saori「年末感も暑ければ年始感もなんか。」

DJ LOVE「うん。」

Saori「7月、8月の感覚もずっと暑いみたいな。ってちょっと想像できないけどね。」

Fukase「日本人ってやっぱり国柄的にもすごい四季を大切にしてる国だから。」

Nakajin「まぁね。」

DJ LOVE「そうっすねぇ。」

Saori「素晴らしいです、四季は。」

Nakajin「イベントがあるからね、その季節ならではのイベント絶対あると思うし。」

Saori「うん。」

Fukase「だからコロナの影響で、無くなっていくものが四季のあれが。『あぁ、海行けなかった。』とか。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「『お花見できなかった。』とか。」

Saori「うん。」

Fukase「そればっか考えるから。四季無くなったら俺ってなんか何をして過ごしてんだろうって思うくらい。」

Saori「確かにね。」

Fukase「そう思いました。」

Nakajin「思い返すとね、今年は写真フォルダが寂しいもんね。」

DJ LOVE「そうだね。」

Fukase「いや、本当体重計のあれしか無いよ(笑)」

Nakajin「そうそうそう(笑)体脂肪(笑)」

Fukase「体重計の体脂肪しかね計ってないわ(笑)」

Nakajin「もうそんなんばっかりになってる(笑)」

Fukase「悲しい写真フォルダになってる(笑)」

8曲目

DJ LOVE「『SEKAI NO OWARI “The House”』ではみなさんからメッセージを募集しています。番組への感想、質問、僕らに選曲してほしい選曲テーマなどどんなことでも大丈夫です。アドレスは http://www.tfm.co.jp/house 。

Nakajin「では、また来週日曜日、お昼の12時にお会いしましょう。ここまでのお相手はSEKAI NO OWARI、Nakajinと、」

Fukase「Fukaseと、」

Saori「Saoriと、」

DJ LOVE「DJ LOVEでした。」

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