第15回 FukaseとDJ LOVE 2020年7月12日

Fukase「SEKAI NO OWARI、Fukaseです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。『SEKAI NO OWARI “The House”』。コレまでいろいろな収録スタイルを模索してきましたが、今回は僕ら2人でお届けしていきます。コレまでいろんな形で稼働してきましたけど2人だけでこうやってしゃべったりするっていうかラジオに出たりっていうのは初めてですね。」

Fukase「ないんじゃないっすか。」

DJ LOVE「なんでんだろうね?」

Fukase「相性があんまり良くないんじゃない?

DJ LOVE「(笑)」

DJ LOVE「いつもはNakajinがさ、こういうときに中心になって回してくれるけどさ。」

Fukase「うん、まぁまぁ。」

DJ LOVE「俺、回せるかなぁ、っていう心配もありつつね。」

Fukase「まぁ、でもなんかね。俺よりは良いんじゃないですか。なんか前回ね、2人でやったわけじゃないですか、SaoriちゃんとNakajinが。」

DJ LOVE「はい。」

Fukase「なんか耳にした情報だと『Fukaseがいないとマジで脱線しない。』というのを聞きましてね。」

DJ LOVE「まぁ、今回はねこの2人だと脱線しかしないかもしれないね。」

Fukase「いやぁ、真面目だからね。なんやかんや。」

DJ LOVE「まぁ、僕はね渡されてるこの原稿通りにね、すごく進めようとすると思うんだよ(笑)」

Fukase「(笑)」

Fukase「まぁ、僕らねそもそも高校の同級生ってわけですけど。」

DJ LOVE「そうですね。高校の入学して結構すぐ出会った感じですよね。」

Fukase「うん。だったと思う。あなたもA組だったでしょ?」

DJ LOVE「A組だったかな。」

Fukase「私D組でしたね。遠いんですよ。すごい。」

DJ LOVE「うん。遠くて。で『CDを貸してくれ。』って頼みに来た、初対面で。」

Fukase「そう、初対面でね。」

DJ LOVE「初対面のヤンキーにCDを貸す器は当時の僕には無くてですね(笑)

Fukase「(笑)」

Fukase「『断るなよ。』って思いましたけどね(笑)『いいじゃないか。』と(笑)そんな、人を見た目で判断し過ぎだよ!」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「あなたは。」

DJ LOVE「まだね、そこまでできてなかったんだよ。高校生の僕は。」

Fukase「なるほどね(笑)」

DJ LOVE「やっぱ見た目で判断しがちだよ、やっぱ。」

Fukase「あなた、完全に僕のことを名前で呼ぶタイミングを失いましたね。」

DJ LOVE「失いましたね。みんながさとしとかさとしくんって読んでるなかね。」

Fukase「LOVEさん完全に俺のことを取材とかではFukaseって言うじゃないですか。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「でも、決してプライベートではFukaseって呼ぶことはないじゃないですか。」

DJ LOVE「そうですよね。」

Fukase「あの仕事でFukaseって呼んでる感じって、上司の話をするときに似てるよね(笑)

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「『あの今、Fukaseは席を外しておりますので。』みたいな。あのノリのFukaseだと思ってるわけですよ。」

DJ LOVE「うん(笑)」

Fukase「『おーい、Fukase〜。』みたいなことを絶対言わないじゃないですか。」

DJ LOVE「言わないね。」

Fukase「コレなんとNakajinも言わないわけですよ。」

DJ LOVE「そうですよね。」

Fukase「俺ってそんなに名前で呼びづらい?」

DJ LOVE「なんで…。たぶんね、今ねちょっと思い返すと1回あだ名みたいなので呼んでたことあったじゃん?」

Fukase「さーくんと呼んでたね。」

DJ LOVE「そこで多分さとしくんにすごい近づいただんけど、近づいていった結果デビューとかしてFukaseって呼ぶ方が多分多くなっちゃったんだろうね。」

Fukase「あぁ(笑)でそれで完全に失ったのね。」

DJ LOVE「失った。さとしくん呼びは失ってしまいましました(笑)」

Fukase「なるほどね(笑)まぁまぁ、そういう関係性ですよ(笑)」

DJ LOVE「はい。」

Fukase「ありますよね?名前で呼ぶのを失っちゃう人っていた。俺も中学校の頃いたのよ。なんか転校生だったからその人はみんなからくん付けで呼ばれてたわけ。で、俺仲良かったのに俺がずっとくん付けで呼んでたら、俺なんか『舎弟みたいじゃん。』って思うわけですよ。」

DJ LOVE「距離が生まれちゃうよね。」

Fukase「そうそう、距離が生まれちゃって、『俺、後輩みたいじゃん。』ってなるから呼べなかったね。でも急に呼び捨てにするとさなんか…。」

DJ LOVE「『今日から呼ぶぞ。』って決めないと呼べないよね。」

Fukase「そうそう(笑)変な空間が生まれれるでしょ、変な時間が(笑)」

DJ LOVE「だし、それこそこういう場だと自分の母親のことを『母親』っていうふうに表現したりするじゃないですか。

Fukase「まぁまぁまぁまぁ、そうっすね。」

DJ LOVE「でも実際俺は『お母さん』って呼んでるの。

Fukase「あぁ、そうなんだ。」

DJ LOVE「うん、呼んでるんだけど。」

Fukase「『母親』って呼んだら相当だよね(笑)『母親ぁ〜。』って呼んだら(笑)」

DJ LOVE「ただなんか年頃のときにさ、『おかあさん…。“お”付けるのどうだろう。』とか思っちゃうときもあったけど、やっぱ勇気が出なくて今だに『お母さん』呼びなんですよね。」

Fukase「でもいいじゃないすか。『母さん』ってのも。『母さん…!』ってなるとなんか。」

DJ LOVE「なんか俺いっつも思うんだよ。『おふくろ』っていつ呼ぶのかな。」

Fukase「いや(笑)それは呼ばないよ。『おふくろ〜。』って言ってたらお母さんが笑っちゃうと思うもん。絶対。」

DJ LOVE「『キタッ!!』って思うでしょ、お母さんも(笑)」

Fukase「うん。」

DJ LOVE「『ついに“おふくろ”って呼ばれる日が来た!』ていうふうにちょっと胸をときめかせてしまうじゃん。」

Fukase「あぁ、まぁね。」

DJ LOVE「それはそれでなんかちょと『そのチャンスあげるのもなぁ。』って思っちゃうんですよ。」

Fukase「わかる。でもうちねパパママ呼びなんですよ。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「妹もいますし。これねなんとウチの家族変わってて祖父と祖母、だからおじいちゃんとおばあちゃんのことをお父さんお母さんって呼ぶ風習があったの。」

DJ LOVE「うーん!」

Fukase「俺のお母さんがそう呼ぶから子供が真似たわけですよ。」

DJ LOVE「なるほどね。」

Fukase「だから『お父さん』っていうと『おじいちゃん』のことになっちゃうわけ。だからもうしょうがないよね。パパママでいったよね、思春期ももうそこは『妹いるんで。』っていうスタイルで貫きましたけど。」

DJ LOVE「固定で。」

Fukase「さすがに授業参観とかでそれを呼んだら『大変なことになるんじゃないかなぁ。』と思ったよね。」

DJ LOVE「小学校中学校のときは気にするよね。」

Fukase「気にしますよ。」

DJ LOVE「それはなぁ。」

Fukase「いきなり脱線してる。すんげぇ脱線してるから、いきましょう。」

DJ LOVE「ぜひいつものより優しい気持ちでお付き合いください。」

1曲目

Fukase「SEKAI NO OWARI、Fukaseです。」

DJ LOVE「DJ LOVEです。『SEKAI NO OWARI “The House”』。今日はFukaseとDJ LOVE、2人でお届けしていきます。今日はメールをたくさん読んでいきたいと思います。」

Fukase「はい。」

DJ LOVE「早速読んでいきたいと思います。」

東京都
26歳
男性
おいとま

外出自粛期間にマンガをたくさん読みました。
同じくマンガ好きの友達とマンガ談義をしていたのですが、その友人は「1度読んだマンガは決して読み返さない。」と言います。僕は好きなマンガはセリフを覚えるくらい何度も読み返します。セカオワの皆さんはどちら派ですか?
また1番読み返したマンガがあれば教えて下さい。

Fukase「うーん。」

DJ LOVE「僕は、本当に気に入ったやつは読み返しますけど。Fukaseさんはもう。」

Fukase「僕すっごい読み返しますよ。」

DJ LOVE「定期的に読み返しますよね。」

Fukase「もう、『THE3名様』に関しては10周はしてんじゃないかな。」

DJ LOVE「それはすごい。俺多分3周くらいだもん。」

Fukase「3周くらい(笑)」

DJ LOVE「それでもまぁ読んでる方だよ(笑)」

Fukase「それでもね、まぁそうですけど(笑)いやぁ、何が1番かな。10を超えるのはあるかな。」

DJ LOVE「結構ストーリー系のマンガって読み返すのって気合がいると言うか。」

Fukase「まぁ知ってるしね。言ったらね。」

DJ LOVE「『この話をもう1回読みたい。』って気持ちにならないと、やっぱり読み返せないよね。」

Fukase「うん。」

DJ LOVE「というか逆『THE3名様』みたいに日常系だとね。」

Fukase「そうね。そうそうそう。」

DJ LOVE「なんか『THE3名様』の良いところはアレだと思うんですよね。アイツらに会いたいっていう気持ちで読み返せると言うか。」

Fukase「うん。この前ね、石原まこちんさんなわけじゃないですか作者さんが。」

DJ LOVE「はい。」

Fukase「でまぁ、石原先生の作品をほぼ、多分全て読んでるんです。」

DJ LOVE「うんうんうん。」

Fukase「俺ね、あのファミレスの場所が特定できたんですよ(笑)」

DJ LOVE「マジで!?聖地じゃん。」

Fukase「聖地なんですよ。で、ですね『あ、コレ間違いなくココだ。』と思って。あのね知っている場所が出てきて『そこから近い。』ってニュアンスが出てくるやつがあるんですよ。『THE3名様』じゃないやつで。」

DJ LOVE「最近の作品?」

Fukase「最近の作品。最近ていってもアレだけど。いやぁ、それを見つけたときはね『キタッ!』って思ったし何よりびっくりしたのはめちゃ俺んちから近かったの。」

DJ LOVE「マジで!?」

Fukase「だからすごい本当に俺が過ごしてきた青春みたいな感じがするからすごい好きなんだと思う。」

DJ LOVE「たぶんそこのファミレス見つけたらもう1回読みたくなっちゃうんもん。」

Fukase「でしょ?あとで教えてあげるよ、場所。」

DJ LOVE「あぁ、あとで行く。あとで行くわ。」

Fukase「(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「はい、じゃあいきます。続いて…

香川県
15歳
女性
ヘビの皮

学校で尊敬する仕事について調べる宿題が出ました。
最初は「ミュージシャン」とか「お医者さん」とか考えたのですが考えていくうちに「全員すごいんじゃないか。」と思ってしましい結果お父さんがやってる「トラックドライバー」にしました。
セカオワ先生が尊敬する職業はどんな職業ですか?

DJ LOVE「うーん。なるほどねぇ。」

Fukase「結論にたどり着いちゃってますけどね。ヘビの皮はすでに。」

DJ LOVE「そうだよね。みんなすごい。

Fukase「僕らが言えることはもうほぼほぼないですけど、何かあかります?尊敬するっていうかLOVEさんが実は子供の頃なってみたかった職業みたいな。」

DJ LOVE「子供の頃はねぇ、僕はアレですよ。親に気を使ってうちの父が『お前は体がでかいから相撲取りになって稼げ。』みたいなことを言ってたから保育園を卒業するときの将来の夢のところには相撲取りって書いたね。」

Fukase「気ぃ使うよね(笑)子供ってね。親に気ぃ使うのと、意外とお金がすごい重要だよね。」

DJ LOVE「たぶんね、それは親の刷り込みなのかもしれない。」

Fukase「いやぁでもね、お金重要視しない?俺もお金重要視してたよ、やっぱ。」

DJ LOVE「あの、人生ゲームをね昔やってて職業に就くマスがあるじゃん。」

Fukase「はいはいはい。」

DJ LOVE「あそこでね、パイロットが1番給料が高いの。」

Fukase「あぁ、まぁものによるんでしょうけどね。」

DJ LOVE「俺がやってたバージョンはね。ってなると『パイロットってすごい。』みたいになっちゃうわけで。」

Fukase「いやぁ、そういうのって本当にある。なんか俺の友達でもあんまり裕福じゃなかった時期があったらしくて、そのとき東京じゃない場所に住んでて、そんな繁華した町じゃないところに住んでて。そこで1番おっきいのがサミットだったんだって。だからサミットの店長が一番偉いんだと子供の頃漠然と思ってて『だからサミットの店長になろうとしてたんだよねぇ。』って言われて。」

DJ LOVE「なるほど(笑)」

Fukase「なんで子供ってお金に直結する…。特に少年。俺もすごい考えた結果、冒険家だったわけよ。いや、意味わからないんだよ。」

DJ LOVE「確かに。」

Fukase「多分その発掘したダイヤモンドもらえるかどうかわからないのにも関わらず、金塊とかね。」

DJ LOVE「そのまぁなんだろう。埋蔵金とかそういうの。」

Fukase「そうそうそう(笑)そういうのを見て『アレはすごいもらえるんじゃないか。』っていうので。」

DJ LOVE「確かにインディ・ジョーンズとかもクリスタルのスカルとか。」

Fukase「まぁまぁまぁ。もらえるかはわからないんだけどね。地主が出てくるでしょ、そこの。」

DJ LOVE「そこは地主も出てくるしなんか大学の偉い人とかも出てくる(笑)

Fukase「出てくる出てくる(笑)出てくるし取られていくでしょ。博物館に。」

DJ LOVE「確実に寄贈っていうカタチでお金はもらえなさそうな雰囲気ですよね。」

Fukase「いや、すごいお金で考えてた。『おばあちゃんに楽をさせる。』みたいな。なんかそういう『お金稼がなきゃ。』って。なぜか小学生のときはより強く。中学高校になるとその感じ薄れていく。」

DJ LOVE「なくなるなくなる。」

Fukase「だけどなんか小学生の時ってそういうこと思ってるんですよねぇ。」

DJ LOVE「アレかもしれないね、もしかしたら。『桃太郎』の絵本とかでさ金銀財宝を持って帰っておじいさんとかすごい喜ぶでしょ。」

Fukase「たしかにそれ言えてるかも。日本昔ばなしって基本的に金あること正義になるじゃん、最終的に。」

DJ LOVE「でしょ?大きいつづら開けても財宝入ってるじゃん(笑)」

Fukase「入ってる(笑)大きいつづら開けても入ってだっけ?」

DJ LOVE「あ、小さい方か。」

Fukase「小さい方に入ってて。」

DJ LOVE「大きい方はパンドラの箱みたいになってんだよね?」

Fukase「でも俺、アレに関してはあんまり教訓わからないんだけどね(笑)」

DJ LOVE「なんだろうね。」

Fukase「『浦島太郎』に関しても教訓、『なんでいいことしたのに最後そういうわけわからない物渡すの。』っていう(笑)」

DJ LOVE「開けちゃいけない箱をお土産に渡すなよ(笑)」

Fukase「『いらないです。』って思う(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「『じゃあ。』(笑)」

DJ LOVE「が正解ってことだよね(笑)」

Fukase「いやぁ、本当によくわからない。アレで何を学んだのかはわからないけどアレで学んだことは『金ってすげぇな。』って思った。」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「『金がハッピーエンドなんだ。』っていう刷り込みが(笑)」

DJ LOVE「イコールで結ばれちゃったよね(笑)」

Fukase「おとぎ話というか昔話からきてるっていうのはちょっと悲しい話ですけどね。」

DJ LOVE「ちょっとね昔話これから変わってくるんじゃないですか?もしかしたら。」

Fukase「『お金なくてもハッピー。』みたいな?」

DJ LOVE「財宝を村の人に分ける、みたいな。」

Fukase「あぁ。でもやっぱり金じゃん、それは。」

DJ LOVE「そっかぁ。なんか鬼も可愛そうだよね。」

Fukase「なにが(笑)鬼も可愛そう?(笑)」

DJ LOVE「頑張ってためた財宝をさ。」

Fukase「いや、でも奪ってるから。」

DJ LOVE「まぁね。」

Fukase「わからないけど。そのへんのディテール、鬼がどんなひどいことをしてきたのかあんまり書いてないから。」

DJ LOVE「ちょっと早計だったかもしれない。鬼に感情移入するのは。」

Fukase「そうそうわかんないよ、 “鬼” だからね。」

DJ LOVE「 “鬼” だもんね。」

Fukase「恐ろしいからね。」

2曲目

DJ LOVE「『SEKAI NO OWARI “The House”』 引き続きリスナーのみなさんから届いてるメッセージを紹介していきます。」

神奈川県
21歳
女性
てんこ

最近、友達と名言風の言葉を言う遊びが流行っています。
例えば「泣き止んだら涙は乾くよ。」、「いつか会えたらまた会おう。」、「なんで誕生日は1年に1回しかないんだろう。」。こんな感じです。この遊びをしているうちに『本当の名言と言われるものも、結構当たり前のことを言ってるだけのものも多いんだな。』と気づきました。
当たり前のことだから大事なのかもしれませんが、皆さんが気になっている名言ありますか?

DJ LOVE「なるほどねぇ。」

Fukase「どう?」

DJ LOVE「まぁ名言って当たり前じゃないと響かないでしょ、多分。」

Fukase「そうだよね。」

DJ LOVE「うん(笑)」

Fukase「そうなんだと思うよ。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「当たり前のことを忘れがちになっているから名言化するんだと思うんだけど。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「てか、名言ってシンプルじゃん。」

DJ LOVE「そうだね、シンプルだね。」

Fukase「あんま複雑にすると名言感ないでしょ?イヤでしょそんな。」

DJ LOVE「回りくどいのとか(笑)」

Fukase「超回りくどい名言(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「『超長いじゃん!(笑)』っていう(笑)」

DJ LOVE「本1冊分みたいな(笑)」

Fukase「長すぎるから。短くするとシンプルになるから。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「でも、シンプルなことって複雑と反対側じゃないですか。」

DJ LOVE「はい。」

Fukase「まぁ、当たり前なことに近くなるんですけど。」

DJ LOVE「はい。」

Fukase「僕がここ数年で1番響いた名言はマキシマム ザ ホルモンマキシマムザ亮君が言ってた『ジャイアンが暴力を振るうのはジャイアンのお母さんがジャイアンに暴力を振るうからだ。』っていう(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「俺『コレはなぁ、すごいなぁ。』と思いましたよ(笑)」

DJ LOVE「アレは響いたねぇ!」

Fukase「いやぁアレはすごい響きましたね。」

DJ LOVE「うん。」

Fukase「ジャイアニズムだなんていうね、言葉も生まれていて。ジャイアンは完全悪だったわけですよ、言ってしまえばね。」

DJ LOVE「そう、そうですね(笑)」

Fukase「それは『実は理由がある。』と。でも『そうじゃないか。』と。みんなも見てきたのに『どうしてジャイアンのことばっかり言ってたんだ。』って。いや、わからないよ。」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「亮君がそこまでの気持ちがあるのかどうか、まだ確認したことはないんですけど。」

DJ LOVE「だし、よくね、ジャイアンのお母さんは耳とかを引っ張るでしょ。」

Fukase「引っ張るねぇ、引っ張りる。」

DJ LOVE「力いっぱい。」

Fukase「力いっぱい引っ張る。だから、あぁしてたらジャイアンもそうならざるを得ない、というね。」

DJ LOVE「『やはり人々を支配するには痛みしかない。』って結論に(笑)」

Fukase「そういう、いや本当に。いや、俺はねみんなが見てたのに。すごい『天才だな。』と。みんな見てたのに1人しか気づかないことに気づけるってすごい。」

DJ LOVE「すごいよ本当に。」

Fukase「と、思いますけどね。LOVEさんあります?」

DJ LOVE「名言ですか?うーーんとね、さっきねちょっと調べてたんですよ。」

Fukase「名言を?」

DJ LOVE「でね、やっぱね『シンプルなのが多いなぁ。』って思って。あとはね、海外の方の名言って、」

Fukase「うんうん。」

DJ LOVE「翻訳が入るじゃないですか。」

Fukase「入るね。」

DJ LOVE「よりね、普通な感じになってると思うんだよね。」

Fukase「例えば?」

DJ LOVE「あぁ、ビル・ゲイツ先生の…。ビル・ゲイツさんの。」

Fukase「ビル・ゲイツ先生(笑)別に来校したことないって(笑)しかも『SCHOOL OF LOCK!』じゃない!(笑)ここは(笑)(※1)」

※1
『SCHOOL OF LOCK!』というラジオ番組ではゲストのことを基本的に『〇〇先生』と呼びます。

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「はい(笑)」

DJ LOVE「名言で『人生は公平ではない。そのことに慣れよう。』っていうのがあって。」

Fukase「うん。」

DJ LOVE「これもね、なんか普通。」

Fukase「いやいや、だからもう普通でいいんだよ。普通でそれがいいタイミングで体に入ってくると、その普通の言葉よりももっと更に広い意味で捉えられるから名言なわけじゃないですか。

DJ LOVE「うん。」

Fukase「なんか『慣れなきゃ。』って思うものじゃないんですよ。」

DJ LOVE「そうですよ。あの、だから『余白が大事なのかな。』とも思ったんですよね。」

Fukase「そう、余白。コレ『慣れなさい。』って意味じゃなくて。要するに『そこに抗うのはもしかしたら無駄な力、無駄なエネルギーなのかもしれない。』みたいなニュアンスもあるわけじゃないですか。」

DJ LOVE「うんうんうん。」

Fukase「だからその余白が名言らしさなわけだから。」

DJ LOVE「なんかさっきのね、亮君の名言みたいにね。」

Fukase「そうですよ!」

DJ LOVE「その言葉を目にしたり聞いたりしたときに自分で1回ジャイアンを想像して。」

Fukase「そうだね。」

DJ LOVE「ジャイアンになってみて初めて響く、というか。」

Fukase「うん。」

DJ LOVE「そういう部分が大事なのかぁ、って。」

Fukase「そう思いますよ。」

DJ LOVE「うん。」

DJ LOVE「ジャイアンのことばかり考えちゃダメよ。それを色んなものに置き換えた場合に名言ってものはあるわけで。その文字面だけを読むと。」

DJ LOVE「結構普通だよね。」

Fukase「普通。」

DJ LOVE「『止まない雨はない。』とかもね。」

Fukase「まぁまぁまぁまぁ。」

DJ LOVE「自分が悲しい状況にいるからこそ。」

Fukase「まぁまぁまぁ。」

DJ LOVE「『あ、この辛いのも今だけでいつか終わるんだ。』って思えるタイミングで見るから名言なわけで。」

Fukase「そう。そうですそうです。」

DJ LOVE「それは別に『超人生ハッピー』ってときに目にしたらね。」

Fukase「『でしょうね!』って思うだけでしょ。」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「『だろうね!』って(笑)」

DJ LOVE「だからこのね、てんこはいま幸せなじゃないかな。」

Fukase「なるほどね。」

3曲目

DJ LOVE「えぇ、今日はFukaseとDJ LOVEでお届けしましたが、いやぁ僕的にはすごい楽しい時間でしたよ。」

Fukase「いやぁ、なんかいけるんじゃないですか?なんかそういうね、Saoriちゃんみたいなね『えぇ〜。』みたいな横槍が入ってこないですし。」

DJ LOVE「まぁ脱線もそんなにしてないと思いますよ僕は。」

Fukase「もう全然してないですよ。素晴らしかったと思いますけど。是非ね、あの2人と俺たちそっちが面白かったか。」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「是非投票でねいただけたらなと思います。」

DJ LOVE「そのへんの感想もメールとかで教えていただけたらと思います。」

Fukase「スティーブ・ジョブズ先生がなんかじわじわキテる(笑)」

DJ LOVE「ビル・ゲイツ先生ね(笑)

Fukase「あ、ごめん(笑)ビル・ゲイツ先生ね(笑)」

DJ LOVE「(笑)」

Fukase「ビル・ゲイツ先生がなぁ(笑)じわじわくるなぁ(笑)」

DJ LOVE「『先生』くらいすごい人だから(笑)」

Fukase「まぁまぁ(笑)いいんだよ(笑)いいんだけど(笑)」

DJ LOVE「なぁんで言っちゃったんだろうなぁ(笑)」

Fukase「生放送教室来たことあんのかなぁ、とかいろいろ考えてたら面白くなっちゃいました(笑)」

DJ LOVE「ちょっとねビル・ゲイツ “さん” だとね、近すぎたんじゃなかな。」

Fukase「まぁね。もう少しね。」

DJ LOVE「上のね。『ビル・ゲイツさーん!』って感じではないからね。」

Fukase「なるほどね。ちょっとじわじわきてしまいました。では、また来週日曜日、お昼の12時にお会いしましょう。ここまでのお相手はSEKAI NO OWARI、Fukaseと、」

DJ LOVE「DJ LOVEでした。」 

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